私は子供の頃から
「お話」が好きでした。
遠い記憶を遡ると
家に帰る前に図書室で
本を読んでいたのも
思い出しましたが
小学校の時読んでいたのは
主に漫画で
小説を読むようになったのは確か
中学生の頃だと思います。
高校からは小説の他に詩や
ノンフィクションを
好んで読むようになりました。
教科書にあった
智恵子抄がきっかけでした。
そしてその後
「事実に基づいたフィクション」が
より好きになっていきました。
「事実に基づいた」の事実の割合は
もしかしたら３０％かも
５０％かもしれない。
完璧なフィクションではない
というところに見える
リアル感が好きなのかもしれません。
それで自分でブログにも
数年前に書いてました。
最近は
どんな本を読んでいるかというと
スピリチュアル系のものが多いですが
そうじゃないものも含めて
「情報を得る」為だったり
「気づきを得る」為に
読む本が多く
今回も私は
「気づきを得る」為に読む
という姿勢で
新しい本を開きました。
そこで得たのは
気づきや情報ということじゃなく
私を感じることでした。
⭐︎
私は本の中の
過度な描写が嫌いなんです。
ある程度読む人に
創造の余地を与えるような
描写じゃないと窮屈に感じ
自分で自由に描けないのが嫌なんだ。
ふと、そう感じました。
「あなたがここにいることの意味」
を読んでいる時
メッセージとして
自由な形で綴られた言葉が
絵となり世界となり広がって
どこまでも自然に描ける
そんな感覚に陥りました。
そして
自由にその世界を
創造しながらも
すきまを通って
今ここの自分がふっと現れる
それが
この本の中にも出てくる
「自分とつながる」体験
なのかもしれないと感じました。
⭐︎
フォルテ、メゾピアノ、クレッシェンド…
メロディのように
奏でられている言葉が
次々と溢れ出す。
その世界に
引き込まれそうになるけれど
自分はここにいると
気づくことができる。
こんなふうに
言葉を使えるとは
なんという才能なんだろう
そう思わざるを得ませんでした。
⭐︎
「あなたがここにいることの意味」は
気づきを得たい時に
読むのもいいと思いますが
情報や気づきを得るというよりも
これ自分？ ああ、これ自分。
これ自分だよね。OK！
というふうに
自然に自分を感じたり
クラッシックとラップを
ミックスした音楽に
身を委ねてみたら
ふとやりたいことが
情熱として湧き上がってきた！
みたいに
「自分を体感する本」
だと思います。
著者の本郷綜海さんは
スチャダラパーなどの
アーティストマネジメント
会社経営をされていた方ですが
その後スピリチュアルの
活動をされていて
両方面でご存知の方も多いかもしれません。
私は個人的には
本郷さんが奥平さんに
オープンセッションをされたのと
歌のパフォーマンスを拝見し
パワフルな方だ
という印象がありましたが
本に綴られた言葉は
そういった力強いものと
やわらかな毛布でつつまれる
安心感みたいなものを
同時に体感できるような
なんとも不思議なものです。
私が感じたように
感じる方もいれば
全く違う体験を
される方もいるでしょう。
気になる方は
書店で手にとって
チェックしてみてくださいね。
《あなたがここにいることの意味》
本郷綜海著
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