他者にとって害をなすもの、
本人の意思とは関係なしに、
周りから嫌われるものが悪と呼ばれているのではないだろうか。
自覚がなく、他人に嫌悪感を与えて、
煙たがれても、それすらも気づかないもの。
存在そのものが周りに悪影響を及ぼすものを悪というのではないのか。
ともすれば、悪意なき悪は本当に悪なのだろうか。
俺の作詞した曲に、ヴィクトリアというものがある。
2ndシングルに入っているものだ。
平和な世界に他者によって持ち込まれてしまった無垢なものが、滅びをもたらしてしまう話だ。
しかしナイルパーチは悪ではないはずだ。
持ち込んだ業者さえいなければ、悲劇は起こらなかった。
が、結果的にあの様な事になってしまった。
悪とは、哀れなものなのだ。
危うきに近寄らず、とはよく言ったものだ。
相手への非難もせず、傷つけることもない。
救いもないが、角も立たない。
人はどうあがいても1人だ。
脳を繋がない限りは。
勝手に救われ、勝手に破滅する。
わかり合おうと歩み寄れども、重なることはない。
個々人が正しく在ろうとしなければ、良いものは産まれないだろう。
せめて、俺だけは。