太陽の落とし子その昔、太陽は誰からも求められ、絶対の信頼を得ていた。安心と共に考える事の放棄を与えるほどに。しかし、盛者必衰。始まりがあれば終わりは訪れるものである。太陽が落ちる時が来た。盲信していたものたちは邪道に堕ちるもの、途方にくれるものと、惨たんたる状態が続いた。しかし、太陽神話は終わらなかった。太陽の後を継ぐものが現れたのだ。今はまだ未知数で、知られることも少ないだろう。彼らは拠り所を求めるイナゴのように、縋り付くように求め始める。豊かに実る稲穂になることを信じて。