小雨降るなか渋谷へ。もう仕事で来月のライブに行けないことは分かっているので切ないです。
先月はフロアの脇にあったお立ち台が、今回は柱の裏側に。「duoの柱に負けない」がテーマだった先月から導入しておいてくれよと思ったが、新しい試みじゃん。いいじゃん。
TGS LIVE 2016 -February-
第一部
MC
M1 キラリ☆ -Royal Mirror ball Mix-
M2 約束
M3 ずっと 忘れない。-Pelly Colo Remix-
M4 きっと 忘れない、、、-Royal Mirror ball Mix-
M5 サヨナラ、ありがとう。 (BPM UP)
M6 純白の約束 -Royal Mirrorball Mix-
MC
デビュー曲、いわば特別な楽曲であるキラリ☆と、そのアンサーソングとも言われる三周年節目のテーマソング約束のコラボ。最初のブロックは特にお気に入りの楽曲が固まっていた。どの曲もライブの締めを飾るような重い曲であるにも関わらず、試し聴きのように矢継ぎ早にねじ込むような構成に合点がいかなかった。特に、前奏のない約束と、MV撮影時の裏音源を彷彿とさせるアップテンポなサヨあり。約束はあの繊細な前奏あっての曲だし、サヨありの情感を演出するスローテンポを無理矢理ミディアムに変調するような行為に心底失望した。その中でも山邊さんの唄いだしの完成度が光っていたため、何とか途中退場を思い止まる。
(HOT LINE-UPS)
M7 十字架 -Original Mix-
MC
M8 幻
MC
M9 それでいいじゃん
MC
HOT LINEUPSのこのぶつ切り構成は慣れんな…
十字架はまさかのオリジナルバージョンで、Movie verのビート感を活かした振りが光らず雰囲気いまひとつだったが、後続の幻とはつながりやすかったのかな。
幻はかなりこにたん曲だったイメージあるが、新井ちゃんが引き継いだ。新井ちゃんが、元の自分のパートとはひと味違うエッジを効かせた唄いかたを完成させてるだっちゃ。
それでいいじゃんはかなり久しぶりですね。TGS Discography in September以来だとすれば約1年半ぶり。
M10 Attack Hyper Beat POP
M11 Rock you! -tofubeats 1988 dub version-
M12 illusion -TJO & YUSUKE from BLU-SWING Remix-
M13 Liar -RE:NDZ Remix-
M14 Never Ever -TJO & YUSUKE from BLU-SWING Remix -
M15 ヒマワリと星屑 -Yoshino Yoshikawa Remix-
M16 YOU & I FOREVER -YUSUKE from BLU-SWING Mix-
MC
7曲が数珠繋ぎになった最後のブロック。AHBPがいい仕事してますね。
第二部
M1 mine -Royal Mirrorball Mix-
M2 月とサヨウナラ-Royal Mirrorball Mix-
M3 White Snow
M4 pain (BPM UP)
M5 リフレクション
M6 W.M.A.D
M7 加速度
M8 Liar (BPM UP)
M9 Limited addiction (BPM UP)
M10 LIFE SIZE (BPM UP)
MC
第二部の最初のブロックも前後を溶かしてくっつける方式。曲が癒合するときにオケが不協和音みたいになるのはなぜだろうか。
新井ひとみさんTOの後藤女史が溺愛するmineや、不肖カピバラがキャンディーズの春一番以来の名曲と讃える加速度など、中堅どころの味わい深いセトリがノンストップで10曲。BPM UPと称してアップテンポにアレンジされているものも散見されたが、全体のまとまりはすごくよい。
(HOT LINE-UPS)
M11 Dear Friend
MC
M12 Stay with me
MC
M13 ずっと 忘れない。
MC
卒業ソングをテーマに集めたとのこと。ずっと忘れない。は山邊さんの踊りに期待したが、やはりここ1年くらいは完全にこなれてしまっている。残念。
M14 existence
M15 GAME (BPM UP)
M16 Say long goodbye (BPM UP)
M17 pale blue nocturne (BPM UP)
M18 Count Three
MC
ハードボイルドシリーズを5曲連続で披露。ハードボイルドをこのようにメドレーみたいに繋げる試みは初めてではないか。
個の立った三声のハモりを売りにしていたSay long goodbyeはもう封印するのではと思っていたが、これからもやり続けるらしい。
最後は稀代の名曲Count Threeでフィニッシュ。やっぱりCount Threeはかっこいいぞ。
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Say long goodbyeで特に耳に障ったオケの低いパーカッション、やはり低音の要素を補うためのものなのだろう。リフレクションより前の女子流の50曲ほどに及ぶ楽曲はこにたんの低音ありきで設計されていて、4人ではバランスがとれない。だからリフレクションに新録された楽曲群はどれもふわふわしている。今日のライブでは全編で変調やオケの追加などマイナーなアレンジが目立ったが、もしかしてそういうことなのか。
二部ではミディアムテンポをアップテンポに直すことでノリを引き出したが、Laなどはこれまで何度も聴き歌ってきたのに、今日は歌詞が全く入ってこなかった。速すぎる。そこへ低いオケ。世界観などあったものではない。
スタイルが決まってきたのはいいけれど、表面的な形を追っているような気がする。もう以前の型を離れてBPM UPの新しい試みなどを始めている。その新しいスタイルは、歌詞を伝えることや余韻をもたせることみたいに、私が音楽を浴びるときに重視している中身の部分が欠落していて、早回しで音を流すことや、低音の底支えのない薄くてオシャンティな楽曲群をリリースすることなど、表面的な目新しさに走っているような気がする。
歌詞が入ってこない、余韻がない、これからはこれでいきますよということであれば、ちょっとつらい。
最後になりましたが、チョコありがとうございました。