あの時あの曲がり角が人生の分岐点でした。 | 還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

還暦からのMUSIC LIFE ~Peaceful Easy Feeling~

親父から爺へ、そしてその先には・・・

 誰だって人生にひとつやふたつは人生の曲がり角はありますよね。そんな人生の分岐点とも言える出来事は決して楽しい思い出ばかりとは限りません。いやどちらかと言えば辛く悲しい出来事の方が多いのかも知れませんね。私の分岐点は奇跡的に難関校に合格したこと、そして現在の奥方に出会えたこと、そして応援してくれた母親が病死し長年続けたバンド活動に終止符をうち、就職したことですかね。ということで今夜は曲がり角でCornerをテーマ曲に選びました。分岐点はTurning Pointですが、Turnは違う意味合いの曲もあるので、Cornerにしちゃいました。

 1st Corner.自分の実力以上の高校に入学した私もそこから見える景色に有頂天、でもそんな錯覚人生にすぐにしっぺ返しが待っていました。谷底で自暴自棄になっていてた私を救ってくれたのはやっぱり音楽でした。本気でバンド活動を始めた17歳の時でした。

 まずはLoggins & MessinaのHouse at Pooh Cornerです。

 2nd Corner.奥方との出会いに私の人生は色づきました。それから今日まで連れ添ってくれたことは本当に感謝してもしきれません。でも当時は奥方のために背伸びし、前回のブログテーマのように、歩くことままならず、走ろうとばかりしていました。愛することに心弾ませましたが、二人で生きていくことの答えに辿り着くまでは時間がかかりました。

 2曲目は日本ではあまり知られていないTony SlyのDark Cornerです。

 悲しみは突然やってきます。私が26才でプータローだったその年の4月に入院した母は7月に旅立ちました。兄姉は結婚独立してましたから、残された父と私、母に頼っていた二人の間には大きな大きな亀裂が生じました。私にできることは、遠く離れたところで暮らす今の奥方を自分のそばに呼び戻すことでした。私は髪を切り髭を剃り、そしてバンド活動を止めて彼女との人生の為に歩き始めました。

 お次はLindsfarneの代表曲Meet Me On The CornerをSterlers Wheelがカヴァーしたヴァージョンです。

 あれから30年以上が経ちました。年を重ね体は衰えました。穏やかな海、凪ぎの岸辺での生活を守る為に老体に鞭をいれてます。今は大好きな奥方がいてくれて、音楽が流れているだけで幸せです。

 最終Cornerはこの曲しかありませんね。しかしなかなかブログ内で再生ができず、ようやく見つけました。Jonh Fogertyの名曲Down On The Cornerです。本日もお付き合いありがとうございました。

always