ミッドナイトスワン | Love the life you live❤️

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旅行、グルメが大好きな40代DINKsの日常の記録。今を楽しく生きていく♡

先週の日曜日に、映画「ミッドナイトスワン」を鑑賞しました。

 

 

草彅さん、アカデミー賞で主演男優賞を受賞されるのではないでしょうか。。

凄かったです。

 

草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた、

「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。

故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。

ある日、凪沙は少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、

実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。

そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。草なぎが主人公・凪沙役を、

オーディションで抜擢された新人の服部樹咲が一果役を演じるほか、水川あさみ、真飛聖、

田口トモロヲらが脇を固める。

 

 

一度の鑑賞では足らず、再び鑑賞をする事を「追いスワン」と言うらしい。

その感覚、ちょっと分かる。。

 

育児放棄やトランスジェンダーなど、重いテーマがあり

見ていて苦しく、しんどい部分もあるけれど

草彅さん演じる凪沙の姿が強烈に印象に残ってしまい、また会いたくなる。

 

「どうして私だけ・・・!どうして私だけ・・・」

 

そう繰り返し泣いていた凪沙の痛みが

伝わってきて、とても胸が痛く、苦しかった。

 

抑えきれない苦しみと感情を見事に表現する、草彅さんの演技力。

一果を、我が子のように愛おしそうに見つめる瞳。。

 

人間の体はこんなに美しいのか・・・と

感動を覚える程 美しい、白鳥のように舞う一果のバレエ。

 

忘れられないシーンの数々が、目に焼き付いている。。

 

このブログには初めて書くけれど

30代のとある時期、私は会員制のクラブで水商売をしていた事がある。

 

ブラック企業に入社してしまい、退社する事になり、生活の為に

知人のツテでそのクラブのママを紹介してもらったのだ。

 

ママは、トランスジェンダーだった。

 

戸籍上は男性だけど、心は女性で、身なりも女性。

大柄で(176cm程度はあったと思う)、お化粧が濃くて

最初はその見た目にびっくりしたけれど、接しているうちに見慣れてしまい

女性だとか男性だとか、カテゴライズする事も、そのように意識する事も無かった。

私にとって「ママ」は「ママ」で、それだけだった。

 

ママも姓の不一致に悩み続けてきたのだろうか・・・と

久しぶりにママの事を思い出した。

同時に、チーママや女の子の事達も、懐かしく思い出す。

 

女の子達は、偶然にも全員が私と同い年で、OLだった。

私と同じく、その辺にいるような、ごくごく普通の子達。

ママが派手な子やいかにも・・・な子が好きでは無かったので

自然とそういう子達が紹介され、集まっていたのだろう。

 

昼間の仕事が決まり、私はそのお店を辞めた。

その後も何度かお誘いがあったけれど、断った。

 

昼と夜 両方働けばお金の余裕は全然違うけれど

昼間の仕事に差し支えるのが嫌だったし、逆も然り、

昼間の仕事が理由でお店に迷惑を掛けるのも(遅刻とか)嫌だった。

 

・・・と、話が脱線してしまったけれど

 

ミッドナイトスワンを見て以降、ママやお店の事を

ちょこちょこ思い出してしまう。。

 

夫の以前の職場には、同僚にトランスジェンダーの方がいた。

彼女は夫に心を許していたようで、夫に色々な話をしてくれていた。

 

お陰で、私よりもそういった事情にずっと詳しい夫も

「見て良かった」と心に残った様子。

 

 

多くの方に見て頂きたい、見応えのある作品です。

 

気になる方は、是非、ご覧になってみて下さいね。

 

 

15分もあるとは思えぬ程、魅入ってしまう予告動画↓ これを見て、(これは絶対に見に行かねば・・・!)と思いました。