(子張第十九)
子夏(しか)曰わく、小人の過(あやま)つや、必ず文(かざ)る。
【訳】
子夏が言った。
「つまらない人間は、過つと、言葉巧みに言い逃れをしようとする」
*先輩格の子貢はあやまちについて「君子のあやまちは、日食や月食のようなものだ。君子は高い地位にあるので、あやまつとすぐに人はこれ 見て忌憚なく批判するものだ。しかし潔く改めると、人もまた日食月食が終ったように、たちまち前の如く仰ぎ見るようになるのである」 と言っている。
<論語が醸すコーチング>
【小人の過つや必ず文る】つまらない人間は、過ちを犯すと、それを認めないで言葉巧みに言い逃れようとするけど、コーチはクライアントが過ちを認めずに言い逃れようとしていたら、感じたことを率直に伝えて、自分から過ちを認められるようサポートしている。