【人能く道を弘む】(衛霊公第十五) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(衛霊公第十五)

子曰わく、人能(よ)く道を弘(ひろ)無む。道、人を弘(比呂)むるに非(あら)ず。

 

【訳】

先師が言われた。

「人が道を広めるのであって、道が人を広めるのではない」

 

 *大学者をもって自ら任ずるが、素行の悪い先生が二宮尊徳翁に、「人々が自分の話は素直に聞かないで、専門でもない貴方の話を喜んで聞くのはどうしてか」と尋ねた。翁は「下肥を運ぶ肥桶をよく洗い、出来立ての御飯を盛って出されたら貴方は食べるか」と尋ねたところ、先生は赤面して言葉が出なかったという。

 

<論語が醸すコーチング>

【人能く道を弘む】人が道を広めるのであって、道が人を広めるのではないので、コーチはクライアントが地位や小手先のスキルやにわか知識に頼って人と関わろうとしていたら、自分の素行を省みてその人との信頼関係を築けるようサポートしている。