(衛霊公第十五)
子曰わく、與(とも)に言うべくして之(これ)と言わざれば、人を失う。與(とも)に言うべからずして之(これ)と言えば、言(げん)を失う。知者は人を失わず、亦(また)言を失わず。
【訳】
先師が言われた。
「共に言わなければならない相手に、言わなければ人を失うことになる。共に言ってはならない相手に、言えば言葉を失うことになる。知者は人を失わず、また言葉を失わない」
<論語が醸すコーチング>
【知者は人を失わず言を失わず】知者は厳しいことを言うべき相手に言っても、その人の信頼を失うことはないので、コーチはクライアントが相手に厳しいことを伝えられずにいたら、本当に相手に尽くすにはどうすれば良いかを考えられるようサポートしている。