(憲問第十四)
子曰わく、貧(まず)しくして怨(うら)む無きは難(かた)く、富(と)みて驕(おご)る無(な)きは易(やす)し。
【訳】
先師が言われた。
「貧しくても怨みがましくならないのは難しいが、それに比べて、富んで驕り高ぶらないのはたやすいことだ」
<論語が醸すコーチング>
【富て驕る無きは易し】貧しいときに怨みがましくならないのは難しいけど、富んで驕り高ぶらないのはたやすいことなので、コーチはクライアントの心の様子を見守り、驕りや傲慢さを感じたら感じたままを伝えて、自身が周りに与えている影響に気づけるようサポートしている。