【多しと雖も亦奚を以て為さん】(子路第十三) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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人として生ききることを目指している。
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(子路第十三)

子曰わく、詩(し)三百を誦(しょう)し、之(これ)に授(さず)くるに政(まつりご)を以(もっ)てして達(たっ)せず、四方(しほう)に使(つかい)して専対(せんたい)すること能(あた)わざれば、多(おお)しと雖(いえど)も亦(また)奚(なに)を以(もっ)て為(な)さん。

 

【訳】

先師が言われた。

「詩経にある三百篇の詩を暗誦しているからといって、政治を任せてもその任を果たすことができず、四方の国々へ使いして、自分の責任において応対することができないようでは、いかに(詩の暗誦が) 多くとも、何の役に立とうか」

 

<論語が醸すコーチング>

【多しと雖も亦奚を以て為さん】自責で捉えることができなければ、いかに多くのことを知っていても自分にできることを見つけられないので、コーチはクライアントが何をすればいいのかわからなくなっているときは、起きていることを自分の責任と捉えて行動を探せるようサポートしている。