【聞くままに斯れ諸を行わんか】(先進第十一) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(先進第十一)

子路(しろ)問う、聞くままに斯(こ)れ諸(これ)を行(おこな)わんか。子曰わく、父兄(ふけい)の在(いま)すこと有(あ)り、之(これ)を如何(いかん)ぞ、其(そ)れ聞くままに斯(こ)れ諸(これ)を行(おこな)わんや。

 

【訳】

子路が尋ねた。

「聞いたらすぐに行おうと思いますが、どうでしょうか」

先師が答えられた。

「父兄がおいでになるではないか。どうし てすぐ行ってよかろうか。よく考えて行うようにしなさい」

 

<論語が醸すコーチング>

【聞くままに斯れ諸を行わんか】聞いてすぐに実行すると思慮が浅く配慮が足らなくなるので、コーチはクライアント聞いてすぐに実行しようとしていたら、先のことを具体的にイメージできるように問いかけ、考えてから行動できるようにサポートしている。