【未だ学を好む者を聞かず】(雍也第六) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
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人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(雍也第六)

孔子(こうし)対(こた)えて曰わく、顔回(がんかい)なる者(もの)有(あ)り、学(がく)を好(この)めり。怒(いかり)を遷(うつ)さず、過(あたまち)を弐(ふた)たびせず。不幸(ふこう)短命(たんめい)にして死(し)せり。今(今)や則(すなわ)ち亡(な)し。未(いま)だ学(がく)を好(この)む者(もの)を聞(き)かざるなり。

 

【訳】

先師が(「弟子の中で誰が本当に学を好むか」との問いに) 答えて言われた。

「顔回という者がおりました。彼は怒りを自分に関係のない者にまでうつさず、過ちを二度と繰り返しませんでしたが、不幸にも若死にをしまして、もうこの世には居りません。それからは、本当に学を好む者はいないようでございます」

 

<論語が醸すコーチング>

【未だ学を好む者を聞かず】本当に学を好む人(人に怒りをぶつけず同じ過ちを繰り返さない人)はいないけど、コーチはクライアントが人に怒りをぶつけたり失敗を繰り返そうとしていたら、起きていることを自分の責任と捉えて失敗から学んだことを活かせるようサポートしている。