【未だ興に議るに足りず】(里仁第四) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(里仁第四)

子曰わく、士(し)、道(みち)に志(こころざし)して、悪衣悪食(あくいあくしょく)を恥(は)ずる者(もの)は、未(いま)だ與(とも)に議(はか)るに足(た)らざるなり。

 

【訳】

先師が言われた。

「いやしくも道に志す人で粗衣粗食を恥じるようでは、まだ共に語るに足らない」

 

*幕末九州日田の地に全国から笈を負うて集まった学徒三千。その日常を賦した塾主廣瀕淡窓の詩がある。

「道うことを休めよ他郷 苦辛多しと

同袍友有り 自ずから相親しむ

柴扉暁に出ずれば 霜雪の如し

君は川流を汲め 我は薪を拾わん」

 

<論語が醸すコーチング>

【未だ興に議るに足りず】対話していて相手が本気で語っていないと感じるときは行動に結びつかないので、コーチはクライアントから本気を感じないときは大切にしている価値を問いかけ、本当の気持ちを言葉にできるようサポートしている。