【君子は周して比せず】(為政第二) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(為政第二)

子日わく、君子は周(しゅう)して比(ひ)せず、小人は比(ひ)して周(しゅう)せず。

 

【訳】

先師が言われた。

「君子は誰とでも公平に親しみ、ある特定の人と偏って交わらない。小人は偏って交わるが、誰とも親しく公平に交わらない」

 

*現代政治家の中には、選挙の際は誰とも等しく交わろうとするが、当選するとたちまち自派他派を厳しく選別して仇敵の如く見る者がある。同党内に於てもいつしか派閥が形成されて自由はつらつな意志表示が出来なくなり、若い俊英も潑溂性を失うことが多い。

 

<論語が醸すコーチング>

【君子は周して比せず】人はそれぞれ違うのが当たり前であり、人と比べることは無意味なことなので、コーチはクライアントが他の誰かと自分を比べていると感じたら、過去の自分や未来の自分と比べるよう視点を変えるサポートをしている。