【君子は先ず行う】(為政第二) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(為政第二)

子貢(しこう)、君子を問(と)う。子曰わく、先(ま)ず行(おこな)う、其(そ)の言(げん)は而(しか)る後(のち)に之(これ)に従(したが)う。

 

【訳】

子貢が君子のあり方について尋ねた。

先師が答えられた。

「まず実行して、言葉はその後だ」

 

*孔門十哲の言語の部に子貢と宰予がいる。いずれも孔子に対して鋭い質問や意見を述べてたしなめられることが多かった。言行一致を信条とする孔子は、常に両者の将来を嘱望しながら、なお君子には遠いとされた。

 

<論語が醸すコーチング>

【君子は先ず行う】立派な人物は、まず実行して言葉はそのあとにしているので、普通のコーチはクライアントにすぐに実行できることを問いかけるけど、大切なのは行動を優先しようとする気構え(あり方)であり、優れたコーチはクライアントの気持ちとあり方にフォーカスている。