【道くに徳、斉うるに礼】(為政第二) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(為政第二)

子曰わく、之(これ)を道(みちび)くに政(せい)を以(もっ)てし、之を斉(ととの)うるに刑(けい)を以てすれば、民(たみ)免(まぬが)れて恥(は)ずること無(な)し。之(これ)を道(みちび)くに徳(とく)を以(もっ)てし、之(これ)を斉(ととの)うるに礼(れい)を以(もっ)てすれば、恥(は)ずる有(あ)りて且(か)つ格(ただ)し。

 

【訳】

先師が言われた。

「国を治めるのに政令や法律のみにより、統制するのに刑罰を厳しくすれば、民は法の網を免れて恥じない。国を治めるのに道徳を本とし、統制するのに礼(慣習法的規範)によれば、自ら省みて過を恥じ、そうして自らを正していくようになる」

 

<論語が醸すコーチング>

【道くに徳、斉うるに礼】道徳を重んじて行動し礼節を忘れずに人と関われば人格が高まるので、コーチはクライアントに行動の中の道徳や関わる人との礼節を問いかけ、自らの行動や関わりを省みて改めるサポートをしている。