【終を慎み遠きを追う】(学而第一) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(学而第一)

曾子(そうし)曰く、終(おわり)を慎(つつし)み遠(とお)きを追(お)えば、民(たみ)の徳(とく)厚(あつ)きに帰(き)す。

 

【訳】

曾先生が言われた。

「親の葬儀を丁重にして真心から喪に服し、 そして先祖の祭を手厚くすれば、民の人情風俗は自ら厚くなるものだ」

 

*戦後民法の改正によって家族制度は崩壊した。 更に急速に核家族化が進み、神棚や仏壇のない家が多くなり、敬神崇祖の醇風美俗が失われつつある。神詣でや墓詣りに幼少の子や孫を連れて行くように心掛けることが、人情風俗をよくする一助となると思う。

 

<論語が醸すコーチング>

【終を慎み遠きを追う】終わりを意識してこれまでの過程を追ってみると、自分が大切にしていることに回帰して行くので、コーチはクライアントにこれまでの人生とその最後を問いかけ、これからの行動を思考できるようサポートしている。