【君子に侍るに三愆有り】(季氏第十六) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
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つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

【君子に侍るに三愆有り】コーチが避けるべき行動は、相手の気持ちや状況を考えずに自分の主張だけを伝えること、相手の成長につながるネガティブなフィードバックを伝えないこと、相手の様子を自分で確かめないでその人の様子を述べることだ。

 

(季氏第十六)

孔子曰わく、君子に侍(はべ)るに三愆(さんけん)有り。言(げん)未(いま)だ之(これ)に及ばずして言う、之(これ)を躁(そう)と謂う。言(げん)之(これ)に及びて言わざる、之(これ)を隠(いん)と謂(い)う。未(いま)だ顔色(がんしょく)を見ずして言う、之(これ)を瞽(こ)と謂(い)う。

 

【訳】

先師が言われた。

「君子のお側にいて犯し易い三つの誤りがある。言うべきときでないのに言うのを、がさつという。言わねばならないときに言わないのを、隠すという。まだ相手の顔色も見ないで言うのを瞽という」

 

*瞽は目の不自由な人。