日本語で作文 | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

今日の天気は、曇り時々晴れ。日中、郵便局まで出かけてきましたが、
温水プールの中にいるぐらいの湿気を感じました。

四国、中国、近畿、東海地方は、梅雨明けしたそうです。

関東地方の梅雨明けも近い気がしますが、震災の影響は
あるのでしょうか。

あっ。しまった。「が」を使ってしまった(>_<)

最近読んだ井上ひさしさんの著書、

「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 」(新潮文庫)

に書かれていたのですが、「が」を使うと、全くつながりのない文章が
つながってしまうんですって。

たとえば、

「今日は曇り時々晴れですが、ゴジラが会社に出現しました。」

というように。

何とも不思議です。

上記文章いがいにもいくつか試してみましたが、不思議なことに
文章がつながってしまうのです。

だから、井上ひさしさんは、使わない方に注意が必要だと
おっしゃっていました。

何でこの本を読み始めたかと言うと、日本語を正しく使いたいので
日本語文法が学べる機会を探していたからです。

普段、なんの苦もなく使っている日本語ですが、実は、日本語を
話している人たちは、以外にも文法を理解していないのです。

私もその一人です。

なぜ日本語を正しく使いたいのかと言うと、コーチはコミュニケーションが
命で、コミュニケーションするためには、言葉を正しく使う必要があると
思うからです。

勉強し始めると、日本語文法、と言うよりも、日本語自体の奥が深く、
最近では、ますます学びを深めたいと思っています。

人に語る時も、正しい日本語でインパクトのある内容を伝えたいと
望んでいるからでもあります。

井上ひさしさんは、この本の中で、

「作文の秘訣を一言でいえば、自分にしか書けないことを、
 だれにでもわかる文章でかくということなんですね」

と言っています。

シンプルですが、奥の深い秘訣ですよね(^_^;)これがなかなかできない。

井上ひさしさんもできないと言っていました。

ブログを何も考えずに書き始めて、未だに続いていますが、
そんなことは微塵も考えたことがありませんでした。

しかも、

『字引は自分のそばに置いておく。辞書なしに「俺は文章を書くぞ」
 というのは、車がないのに「運転するぞ」とほとんど同じこと』

とも言っています。

わからない言葉があったときにネットや電子辞書を使って調べることは
ありますが、文章を書くときに字引を側に必ず置くという習慣は
皆無です。

目から鱗が落ちました。

多少なりとも言い訳をすると、いつもカバンの中に電子辞書を入れて
持ち歩いています。

これは、トラプロで谷口さんが言葉の意味にこだわっていたのをマネて
わからないことやあいまいな言葉があったとき、調べる癖がついていた
からです。

でも、文章を書くときには使っていませんでした(^^ゞ

ひさしさんは、こんなことも言っています。

「ものを書くということは、考えることなんです。自分の言葉で書く
 ことは、自分自身を考え抜くことなんです。」

自分で書いた文章を洗練させて行くことは、自分自身が考えていることを
わかりやすく表現しようと考えるので、結果として自分自身を考え抜く
ことにつながるわけです。

いままで、思いついたままを文字にしているだけでしたが、ひさしさんの
本を読んでからは、自分にしか書けないことを誰にでもわかるように
書きたくなりました。

【今日の5つの感謝】
・日本語の奥深さを知る機会に恵まれて感謝
・文章を書く目標が見つかって感謝
・字引の大切さを見直せて感謝
・自分の使っている日本語が素敵な言葉で感謝
・日本の文化の素晴らしさにも気づけて感謝

日本はまだまだ捨てたもんじゃありませんよ(^^)