マネージャが変わると組織が変わる! | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

今日の天気は、晴れ。夕方から夜にかけて、雨が降る予報です。

仙台を本拠地とする東北楽天イーグルスは、東日本大震災の影響で
ホームグランド(Kスタ)が使えず、プロ野球開幕後、本拠地を
転々としていましたが、明後日29日にホームに復帰します。

それに先駆け星野監督は、「貯金をしてホームに戻りたい」と
言っていましたが、昨夜の勝利で現実に近づいています。

しかも、今日試合予定の滋賀県大津にある皇子山球場は、雨の模様で
今夜の試合が中止になる可能性が高く、そうすると、貯金して仙台に
帰ることが現実となります。

開幕から調子の良かったイーグルだったので、貯金して帰るのは
楽勝だと思っていましたが、3連敗などがあり、冷や汗ものでした(^_^;)

星野監督になったからといって、チームがガラリと変わる訳ではないと
思いますが、少しずつ変わり始めている気配を感じています。

星野監督になって、何が変わったのでしょう?

大きなくくりでは、「マネージャ」が変わり、「マネジメント」が
変わりました。

以前も書きましたが、もしドラには、

 "(マネジャーには)根本的な素質が必要である。真摯さである。"

とありました。

#もしドラというより、ピータードラッカーの「マネジメント」ですね(^_^;)

その説明は、以下のように書かれています。

 "うまくいっている組織には、必ず一人は、手をとって助けもせず、人づきあ
いもよくないボスがいる。この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがまま
なくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。好かれている者よりも尊敬を集
める。一流の仕事を要求し、自らにも要求する。基準を高く定め、それを守るこ
とを期待する。何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。真摯さより
も知的な能力を評価したりはしない。このような素質を欠く者は、いかに愛想が
よく、助けになり、人づきがいがよかろうと、またいかに有能であって聡明であ
ろうと危険である。そのような者は、マネジャーとしても、紳士としても失格で
ある。"

 "真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。それはまず、人事に関
する決定において象徴的に表れる。真摯さは、とってつけるわけにはいかない。
すでに身につけていなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特
に部下に対しては、真摯であるかどうかは二、三週間でわかる。無知や無能、態
度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。決し
て許さない。彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。"

おさらいですが、「真摯さ」とは、

辞書検索(大辞林)には、「まじめで熱心なこと。また、そのさま。」
と書いてあります。

前出「マネジメント」の原文では、「真摯さ」は『integrity』という単語で
表されています。

integrityの意味は、「正直、誠実、高潔、廉直」と英和辞書にあります。

英英には、

"the quality of being honest and strong about what you believe to be right"

直訳「あなたが『正しい』と信じていることに関する正直さと強さの質」

「道徳的な健全さ、欠けたもののない、分裂していない、または壊れていない
完全性または全体」

私が出した結論は、

「真摯さ」とは、真面目で誠実なだけでなく、「一貫している」「軸がある」
という内容も兼ね備えているとこ

です。

それは、私の考えているリーダ像に近く、星野監督にも近いような
気がします。

ようは、ピータードラッカーが考える「マネージャ」は、星野監督に近い
ような人のことなのだと私は思うのです。

#前置きが長い(^_^;)

東北楽天イーグルスには、震災を乗り越え、優勝を勝ち取って欲しいと
祈っています。

Pary for イーグルス(o|o)!

【今日の5つの感謝】
・今季開幕からエース岩隈が充実していて感謝
・東北楽天イーグルスが借金しないで仙台に戻れて感謝
・今のところ星野監督のマネジメントが機能していて感謝
・マネージャについてたくさん学べる機会があって感謝
・自分のマネージャ観が見えてきて感謝

まだまだ学ぶことがたくさんです。