【学校へ行かないことで守れるもの】

 

こんにちは。

上野あきこです。

 

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4月。
新年度になり
子供たちは進級・進学など新しい環境で
生活が始まっていますね。
 
上手くスタートを切れる場合もあれば
切れない場合もあります。
 
娘は始業式の日を含めて
学校に行けたのは今日までに3日。
 
教室の雰囲気が苦手な娘にとっては
私の想像以上に
多分すごく頑張っていることです。
 
そう、どうやら我が子は
世間一般でいう
『不登校』ということになります。
 
娘のことを
誰よりも間近でみてきただけに
『不登校』ってなんだか
言い切りたくないんだけど(笑)。
 
私自身の葛藤も含めて、
誰かの役に立つかもしれないと思い
娘のこと、書いてみようと思います。
 
娘にモデルをお願いした桜フォト。
後姿ならいいよって。
でもモデルの依頼はまんざらでもない様子でした。
 
 

  学校へ行かないことで守れるもの

 
娘は中学3年になりました。
 
この新学期から頑張っていきたい!
と臨んだはいいけど
いざ踏み込むと思ったように行けなかった。
 
頑張って登校できた日は
帰宅するともうクタクタに。
 
 
小さい頃はどこに連れて行っても
すぐに色んな人と話して溶け込んでいくタイブ。
友達と喧嘩したら
たいてい自分が「ごめんね」と言って
仲直りしてきた。
そんな子でした。
 
今から思い返せば
小6後半頃に初めて「休みたい」と
泣いて言ってきたこともありました。
このときは友達がらみでした。
我慢することが限界値にきていたのかな、と
私がはじめて気付いた時です。
 
 
 
中学入学してすぐあたりからは
入部したての顧問の先生に
みんなの前で怒られたことがきっかけで
その次の日から「学校いきたくない」と言い出し
ポツポツ休みがちになりました。
 
結局部活を辞めたいということで、
退部するという決断に。
 
しかし原因はそこだけでなかったのか
その後も休みがちになりました。
 
周りの人との関わり方、勉強を含め
人と自分を比べたり、
気持ちが沈むことが増え、
大勢の中で過ごすことが疲れるように
なっていったように思います。
 
たまに登校しても200%くらいのエネルギーを
使い果たして帰宅します。
 
重い鎧をかぶって
全力疾走しているかのような
毎日だったんだろうね。
 
 
中学2年になって
「2年生は頑張る」といって
1学期はほとんど休まず頑張っていました。
 
2学期入ってすぐのある日、
病院の予約があって
早く帰ってきてねと私が言っていたので
娘は急いで帰ってきました。
 
どうやら掃除当番の日だったようですが
当番をサボって帰ってしまったと
担任の先生に思われて
皆の前で立たされて注意されたと
泣いて帰ってきました。
 
先生との誤解は解けたけど
それがキッカケで2学期はまたしばらく休み、
登校したり休んだり。
 
休んだ日は一日布団で落ち込んでいる様子。
 
行かなくてはいけないのにいけない私、
私は悪いんだ、ダメなんだ、
 
だからそこで苦しんでいるのかな、
と感じました。
 
 
 
「中3になったら受験もあるから頑張る!」
と言っていたけど
やっぱり苦しかったようで
休みが続いています。
 
 
私自身も自分の生き方や働き方を通して
 
心を押し殺し、
心臓の奥がぎゅーってなったまま
笑顔もなく
笑うことも忘れ
自己嫌悪に陥って
日々過ごすのはとてつもなく不毛で
いい思考を導きたくてもできない経験を
何年もしてきました。
 
でも心が押しつぶされるまで頑張ろうとすると
考え方が良い方向になかなか向かっていけません。
 
私自身が
 
心が壊れるくらいなら
学校なんて行かなくていい
 
と思えるようになり
 
学校行かないのって別に悪いことではないよ
 
と娘に伝えたときの「え?キラキラ」という顔は
よく覚えています。
 
娘はその後しばらく
学校に行く選択をしませんでした。
 
学校に行く意味が見いだせない、
高校は誰も知ってる人が
いないところに行きたいなーと
伝えてくれるようにもなりました。
 
 
image
 
こうしたい、こうなりたいと思っても
なかなかできなくて
自分も勇気も出せなくて
苦しんでいる娘。
 
中学生って一番子供の心が不安定で
窮屈なのかもしれないな、と思います。
 
私も娘も行かないことへの
漠然とした不安がありますが、
 
みんなと同じじゃなくていいじゃない
同じことが苦しいと「今」気付けて
行かない、ということで
表現できてえらい。
 
そう本当に思っています。
 
 
不安なのはきっと
 
未来が見えないからだし
選択肢がどこまであるのかまだまだわからないから。
 
子供が変な目で見られて辛い思いをしないだろうか。
中学で経験できなかったことを後悔しないだろうか
 
そんなまだ来ぬ、
来るかどうかもわからない
見えない未来も不安材料になる。
 
でもやっぱり心を守ることが
何よりも一番大事なんだと思うのです。
 
 
読んでいただき
ありがとうございました。

 

 

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