
スペインに来たら食べたいものナンパー1は、皆さんご存知魚介のパエリアですよね!
週末のお昼はパエリアというのが、ここスペインのお決まりです。
家族そろってみんなでわいわい外で大きなパエリア鍋を囲んでワイン片手に人生を楽しみます。
私が住むバルセロナ市は街中なのでなかなか外でとはいかないのですが、今日は一風変り種のイカ墨バージョンを作ってみました。
実はパエリアって、スペインの中でもバレンシア州内陸の伝統料理なんです。
あちらでは、海の幸よりかは山の幸中心の具の取り合わせなんです。カタツムリやウサギ肉、インゲン豆の具をパンチの効いた
肉のスープでぐつぐつ炊き出します。
ここバルセロナのあるカタルーニャ県は海の目の前、東は地中海から北はカンタブリア海から、西はアトランティック海からさまざまな
海の幸が流通します。
そういうこともあって、魚介類が入ったものはどちらかというとカタルーニャ版なんですね。
そしてこのアロス・ネグロ直訳すると「黒いご飯」はまさにここバルセロナ名物!本当に真っ黒子供も大人も口を真っ黒にして
食べています。
具はシンプルに甲イカと車えび、もしくはアサリと、どちらかというと海鮮いっぱいのパエリアと比べて地味な感じですが、ベースの魚介スープが味の決め手でストレートなイカの旨みと後から加えた海老の味が生きています。
使った材料はこんな感じ、皿の中央にあるのは甲イカの墨を墨袋から扱き出し白ワインで溶いたもの。真っ黒!ですね。

野菜類をたっぷりのオリーブオイルと少量の塩で炒めていきます。

じっくりと野菜類の香りと甘みを引き出したら、イカの肝スパイス類を加えてじっくり油と乳化させていきます。
ここが日本で言う味噌のようなものです。味の決め手!

ヨーロッパアナゴからとったすっきりとした旨みがある出汁とイカ墨を加え炊き出しているところ

お米に歯ごたえを気持ち残して完成です。
にんにくの利いたアリオリソースを添えて、ケ・アプロベーチェ(スペイン語でいただきます)!

年末に大人数が集まるときにも、ドカンと作れて見栄えするおもてなし料理にも最適です。
ポイントを抑えたレシピはまた、次回ということで。