日本の株式市場の値動きをなぞるパッシブ運用
その多くのパッシブ運用がベンチマークにするのが
TOPIX(東証株価指数)です。
注意したいのはその構成銘柄
TOPIXは東証一部に上場する約2000社の全てがその対象なのに対して
日経平均株価は
日本を代表とする225銘柄が定期的に入れ替えられ
常に時代に沿った企業で構成されます。
TOPIXに含まれる銘柄の中には
時代の変化に取り残された企業も含まれており
それらの企業が指数の足を引っ張ることもあります。
そのためこの10年でみれば
TOPIXより日経225の方が投資効果が高いというデータが出ています。
最近ではインデックスファンドやETFが個人投資家にはもてはやされていますが
その中でもTOPIXに連動させているのか
日経225に連動させているのかで同じパッシブ運用商品でも
異なった運用結果になることがあります。
手数料の安さだけで判断せず
是非こうしたベンチマークや運用指標などにも注目して
商品選択をしてみてください。