Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 -118ページ目

Move!(Fontana) / Sonny Rollins


     


RollinsがRiversideに録音した音源の中からのオムニバスであるこのペラジャケ国内盤は、音圧が低いだけでなくて一定せず曲ごとにヴォリュウム調整が必要な上、ベース音はブヨブヨでペットはナヨナヨ、いつも豪放なロリンズのテナーは喘息患者のように息苦しい。


初期に作られたペラジャケを手にすると、重みというか「風格」を感じることがままあるが、時代の移り変わりとともに製作意欲が低下したのか、この時代(昭和40年を過ぎてると思う)になると「品」のないチンピラが着る安アロハシャツのようで気に喰わない。


ジャケ裏の赤文字「パンチ(平凡パンチのこと)・ジャズシリーズ」が哀しい、音質最低レベルの劣悪盤。

それでも珍盤なので手放さないのが、altomanが小心者と言われる所以だ。

Porgy And Bess(Fontana) / Miles Davis

Porgy And Bess / Miles Davis
今回はブログ本来のコンセプトに軌道修正してジャケット考察に戻ろう。


パッと見てあなたは『ん?ただのMilestoneじゃないか。』と思われましたね?

よく見てください、これはPorgy and Bessなのです。それも、なんと10inch!

altoman所有の中でも摩訶不思議な一枚は仏fontana盤。


そんな変態性に気がついているのか、

上目遣いのMilesの表情が、なんだか照れくさそうに見えるでしょ??



Porgy And Bess/Miles Davis

調子に乗ってPorgy And Bessをもう一枚。

こちらはしっかり12inchで、オリジナルの写真を使った正統派ジャケットはオランダのfontana盤。

上段を白地にしてフォントを変え、色使いに気を使っただけで、これだけドレスアップされてしまうのだ。

欧州盤は本当に勉強になる。


それにしても仏盤とこれでは

とても同じ演奏が収録されているとは思えないよね。

Interpretations(VeeJay)/Wynton Kelly・Hank Mobley


   

中古屋のエサ箱で眠り続ける安価な国内盤にも福がある。


Mobleyはハードバップの衰退後も決してくすぶらず、Kellyとリラックスしたスタジオ録音を残していたのだ。

67年VEE-JAY録音を、77年に日本で2枚組として発売された、モノラル録音がうれしいaltomanの愛聴盤。


流行を意識せず、手馴れた曲を気の知れた仲間達と、演(や)りたいだけ、演る。


悪くなる理由がない。


こうした誰にも見向きもされないアルバムに、

光を息吹を、水を与えてやりましょう。