朝、9時45分
聞き慣れない音の車が来た。
ババァ「おんたー ・・・」
(あんたーとはジジィのことか?)
(あらたなデイケアサービスか?)
「おはようございます」
(親戚の自動車ディラーだった)
車検だそうだ。
代車は新品同様の軽トラ
2年前に代車の軽トラでスタートして、100m先のゴミステーションでリタイアしたレジェンドに、また車を貸すらしい。
ジジィが坂を登ってきて、やり取りをした。
(ジジィが運転しなければいいが)
ババァの車が出ていったあと、代車に行ってみるとキーはダッシュボードの上にあった
(どちらのババァも◯"カだよねー)
カギを荷台のゴムシートの下に隠しておいた。
何時に仕上がるのか?
夕方はジョギングにいきたいのだが。
ずっと監視をしていたが、ジジィが車に近づくことは、なかった
昼食後、寝入ってしまった。
どんな風に苦情を書こうかと思っていたが、目が覚めたら、スッキリとまとまっていた。
「うちではこんなことをしないでください」
15時20分
元の位置にカギを置いて、その下に苦情の紙を敷いておいた。
16時30分、納車にやってきた。
車庫に入れたあとに、間をおいて玄関に入ってきた。
もう目についたのか?
帰りに2階から覗くと、キーを取るときに苦情を初めて読んだようだ。
苦情を読んで理解できただろうか?
あなたの母親は、4年前
『認知症もアルコール依存症も』知らなかったのですが?
あなたも私の『◯◯ババァリスト』に載る?