月代 輝「ツキシロ アキラ」

本編主人公。
北嶺学園に剣道の特待生として通う。
容姿、成績においては平均的。


普段は眼鏡を使用しているが、度は薄く、無くても問題ない。
友達は多くないが1人1人との信頼は強い。

母親は専業主婦、父親は仕事で海外へ行っている。しかし、父親の仕事が何なのかを輝は知らない。


頭の回転が速く、即時判断力に優れる。



『ガルド・アルティス』

「VIPER」の第三位、アルティスの名を冠した、輝の裏の顔。裏の世界では知らない物はいないとまで言われる。


黒と白の特殊性の銃を愛用し、あらゆる任務を成功させた。
しかし、これまで誰一人として殺していない事でも有名。

「黒白の天使」の通り名を受けているが、本人はそれを嫌っている。


ガルドとはある国の古い言葉で「矛盾」を示し、アルティス「真理」や「極」を示す。
つまり、輝の名には「矛盾こそ世界の真理である」という意味がある。




ミオ=ネクスト

ガルド・アルティスこと、輝のパートナーを務める、銀髪碧眼の少女。

誰もが目を引かれる程の美少女だが、その表情は仮面の様に変わることがない。

だが唯一輝にだけは僅かに感情を見せる。

幼少から組織の人間として教育されてきた、一流のエージェント。

人間離れした身体能力を持ち、格闘能力は輝の遥か上を行く。しかし、その本領は中・長距離支援において発揮される。



ごく限定的なM。




工藤 早苗「クドウ サナエ」

輝とは小学校以来の付き合いで、腐れ縁。

男勝りで乱暴だが、反面臆病。
全くの予想外な出来事などに面すると、取り乱しやすい。

成績は下の中で、運動面は万能。
美的センスはあまり良くない。



ユリ

本名、速水 百合「ハヤミ ユリ」。VIPERに所属する冷静沈着な美女。階級は第四位、レイデン。


普段は郊外にある孤児院を切り盛りしていて、子供たちには先生と慕われている。

叱るときは厳しく、褒めるときは優しくを心がけている。元は教師志望だったようだ。


リュウ・アルティス

心を持った機械の少年。精神年齢と外見年齢は、生まれた(造られた)当時からずっと現在と変わらない。
内に死を司る属性の最上位精霊、『ザキ』の半身を宿し、その魔力を応用する事で高い戦闘力を誇る。

性格は、冷静で頭が回るが、基本的にどうしようもないお人好し。
反面、怒りや憎悪に心が染まった時、恐ろしい程に冷たい空気を纏う。
また、それら負の感情が限界を越えた時、内に秘めたザキの意識が表面化する。

リュウを作り上げた、羽山雅治の意向により、可能な限り人間に近づけて作られている。


HP:A MP:A CAP:E
STR:A VIT:A AGL:B
MAG:D RES:C DEX:C

【属性適性】
無:A
火:B 水:B 風:B 土:B
光:C 闇:C
時:E 空:D 聖:E 邪:D
死:S
特:S

特殊技能:STRアップ・AGLアップ


STR、VIT共に高く、完全な前衛ユニット。



シオン・シュディーグ

風の下位精霊。リュウの幼なじみ。
七年前に他界したのだが、どこをどう間違ってか精霊に転化し、第二の人生を歩み出した。



かつて起きた事件により時空が歪み、無理やり引っ張り出されるようにして人間界に召喚され、リュウと再開を果たす。
奇跡とも言える再開を果たした二人はいつしか恋仲へ…といかなかったのは作者の趣m…うげぶるぉぁっ!?(どごしゃぁッッッ!!!)


(以下女性の声)
えーっと、好きな物は可愛い物・人。
好きな事は食べるコト。嫌いなのはめんどくさいコト。

最近はシャドウが女の子らしくなってきたのが楽しい…もとい、嬉しいかな♪


HP:C MP:B CAP:C
STR:D VIT:E AGL:A
MAG:C RES:B DEX:S

【属性適性】
無:C
火:B 水:C 風:A 土:D
光:B 闇:C
時:B 空:E 聖:E 邪:E
死:D
特:A

特殊技能:浮遊



アスカ・リエラ

光の中位精霊。幼げで活発そうな外見とは裏腹に、寡黙。

しかし、無愛想というわけではなく、ただ単に感情表現が苦手なだけ。

高い潜在能力を持ち、戦闘力も高いのだが、とある事情により力をフルに行使できずにいる。

余談1─ネギとタマネギが嫌いらしい。

余談2─実はかなりの天然系(保有スキル:天然A+)

余談3─甘いものに目がないらしい。最近のお気に入りは「ばにらあいす」と「ぷりん」だそうです。

余談4─最近のお悩みはちょっと控えめな“ぼでぃらいん”だとか。


HP:D MP:A CAP:A
STR:E VIT:E AGL:D
MAG:A RES:B DEX:B

【属性適性】
無:C
火:C 水:C 風:B 土:C
光:S 闇:B
時:D 空:E 聖:A 邪:C
死:E
特:B

特殊技能:中立動物の使役




シャドウ・ザグレット

闇の中位精霊。性格は、冷静で思慮深い…のだが、時々、とんでもない大ポカを発揮する。アスカと行動を共にするようになって影響されたらしい。

口調は独特だが、優しさと行動力があり、まとめ役に回る事が多い。常識人で、パーティ内での突っ込み役でもある。

精霊界ではなかなかの実力者で、「影の宝石」の二つ名を冠していた。リュウの中に存在する、『ザキ』についても何か知っているようだが…

コーヒーは主にブラック、時々ミルクなし砂糖のみ。紅茶はレモン派。

男装がよく似合う。以前は執事服やらホスト風やらと色々シオンに着せ替えさせられた事もあるようだ。


HP:B MP:A CAP:A
STR:B VIT:B AGL:C
MAG:A RES:B DEX:B

【属性適性】
無:B
火:B 水:C 風:B 土:C
光:B 闇:S
時:C 空:D 聖:D 邪:D
死:A
特:E

特殊技能:魔法詠唱の短縮
 「キモチワルイモノ」に対し攻撃ダメージ30%上昇

【滅茶苦茶な。】


「───。また、夢か…。」

深夜、俺は嫌な夢を見て目を覚ます。しかし、どんな夢だったのかは一切覚えていない。
ただ、漠然と「嫌だ」と感じただけだ。

「っちゃー…そういや書類整理の途中じゃなかったか? やっべーな…」

どうやら、無機質な活字の群れを数時間に渡って睨みつけていたせいで、いつの間にかうたた寝していたらしい。

「…書類なら」
「ぅおっ!? なんだ、ミオか。 脅かさないでくれよ…」

唐突に横からかけられた声に、思わず飛び上がってしまう。

「ああ、失礼しました。 書類なら、私が処理しました。 「ガルド様」がお疲れのようでしたので。」

ぺこりと頭を下げるミオ。柔らかな髪が流れ、爽やかな香りが立ち上る。

「ああ、そっか。 ありがとな、ミオ。手間かけた。」


ミオが呼ぶ、「ガルド」というのは俺のもう一つの名前。
まぁ…まだ学生のクセに、裏稼業というやつに手を出しているから、実名だとマズいんだよ。色々と。
そういうわけだから、仕事絡みで呼び合う時には組織の方から与えられた名前を使うんだ。

ちなみに、彼女…ミオ=ネクストは俺のパートナー。腰まで届くほどに長くつややかな銀髪に、心の奥底まで見透かされるような鋭くもまっすぐな碧眼を備えた、超がつくほどの美少女。
そんな彼女だが、幼いうちから戦闘やら情報処理やらの教育を受けてきた、本物のエージェントだ。

何にしろ、仕事が消えた事で遠慮なく背を伸ばす。
お、背骨が鳴った。

「んー…っ…。 ふぅ、そういやミオは風呂上がりか。」
「はい。失礼かとは思いましたが、お先に頂きました。」
「ん。 いーのいーの、遠慮無し。」

背骨に続いて首を回し、椅子から立ち上がる。ミオが湯上がりってことは、次は俺の番かな。


「輝ー、お風呂入っちゃいな…あらあら、お邪魔だったかしら?」

…唐突に、ノックもせず部屋に入って来たのがお袋。
世間一般の母親なら、ミオみたいな女の子と一つ屋根の下…なんて言ったら苦い顔をして当たり前なのだが、うちの母親は…

「ごめんなさいねー。でも、お楽しみならお風呂入ってからのがいいわよー? ミオちゃんだって臭いの嫌だもんねー。」

…もう、説明の必要無いよな?
なんつーかさ、寛容とかそういうレベル超越してるよな。

おまけに言えば、見知らぬ少女ミオの同居も即決で承諾してくれちゃったり。
常識的に考えても、破天荒の極みだ。
ま、説得の手間が省けたのは楽だったが。


「あのなぁ、お袋…。」

ヒクつくこめかみを押さえながら、もう何回言ったか知れないセリフをまた口にする。

「いーかげんそーゆーネタやめれ。否定するのすら馬鹿馬鹿しくなってきた。」
「あらあら、じゃあ次からは変えてみようか。あ、とにかくさっさとお風呂入っちゃいなさいねー。」
「そのセリフも何回目だよ。言っても止めるどころか変えもしないくせに…」
「あ、そーいうこと言う? いーよ、明日からは本当に変えてやるからね」

そう言い残し、母は階下へと降りていった。
…変えるんじゃなくて、是非とも止めてほしいんだけどな…


「…ところで、輝。」
「ん?」

思わぬ所からの問いかけ。
…ごめん、お袋とのやりとりでお前のこと忘れてたよ、ミオ…

「以前から疑問だったのですが、「お楽しみ」とは何でしょうか。」

“お楽しみ”:この場合、快楽を目的とした男女間の性交渉を示す隠語

「………。まあ、知らなくていいことも世の中には沢山あるって事で。」

ミオの質問に答える勇気の無い俺は、そそくさと着替えを持って風呂場へ急いだ。