青い空の下で(4) ~ 父と身籠った母 | 前世の記憶を辿る Past life memories

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元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

視えてきたのは、Sさんの前世の女性--仮の名を

シモーネ とする

の母の姿。

 

歳は21歳と若い--

黄金色に輝く長い髪を、頭の後ろで無造作に縛り、父親らしき

男性に笑顔を向けるその容姿は、シモーネに劣らず美しかった。

 

ピクニックにでも出かけたのだろうか、夫と二人、陽光の下、

柔らかな草が生い茂る土手に腰を下ろしている。

 

 

年下の夫は軍人--あどけなさの残る19歳

彼が身に付けていたのは軍服だったが、前線で戦う兵士用ではなく、

工兵のための制服だった。

 

臨月をむかえた母は、喜びにあふれていた。

--が、年若い父の胸中は複雑だった。

ポーランドに出兵していた際、出会った彼女を身籠らせたことを

悔やんでいた・・

 

彼の両親は、この事実を知らない、そして知らせるつもりもなか

った。

何故なら、誰を嫁にするかを決めるのは、富裕層に属する彼の

両親であること、息子である自分ではないことを知っていたから。

 

彼女は、貧しい家庭に育った異国の娘--両親が認めるなど

あり得ないことだった--

 

若気の至りで、すでに彼女に対する愛は消えていたが、それを

態度や表情に表すことなく、優しい恋人像を演じた。

彼女も、彼への愛と、身籠った喜びに、ただただその優しさを

信じるのみ、本心に気づくことはなかった・・

 

 

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