大地が純白に染まる時(8) ~ 花嫁 | 前世の記憶を辿る Past life memories

前世の記憶を辿る Past life memories

元ブログ『前世の記憶』の続き。
前世の記憶では前世以外のカテゴリーも様々書きましたが、本ブログは、
前世関係に特化させたいと思っています。

農園の仕事を手伝うアナベラの腕や脚には、常に

切り傷や擦り傷があった。

朝から晩まで続く仕事は、幼さから要領を得ないことも

多く、本人も自覚のないままできる傷がほとんどだった。

 

そんな彼女を館に呼び寄せたのは、農園主の

花嫁

となる人だった。

 

許婚であった若き農園主の許へ嫁ぐため、生まれて初めて

海を渡り、英国から異国の地に足を踏み入れた。

 

 

彼女にはこちらに親類もいなかったうえ、挙式を間近に控えて

いたので、参列してお手伝いしてくれる子どもを急いで探して

いた。

 

 

そこに、白羽の矢が立ったのは、アナベラだった。

 

可愛らしい彼女にその役目を与えようとしたが、周囲が

反対した。

--女性は、この国の慣習が、自分の知識や思想には

無いものであることを知らなかったのだ--

 

奴隷制度

 

というものへの認識が、彼女の持っている知識と

大きくかけ離れていることを知らされたのだ・・・