フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018
第4戦 NHK杯
シニアGPシリーズデビュー戦の紀平梨花
ショート5位から逆転の初出場初優勝。
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読売記事より抜粋
・・演技冒頭で、トリプルアクセル―3回転トゥループの
連続ジャンプを鮮やかに決めた。
当初は3回転半―2回転の予定だったが、
とっさに2つ目を3回転に変更。直後の単発の
3回転半も、完璧な跳躍で、出来栄え点(GOE)で3.09の
加点を獲得した。
「こんなに最後まで集中したのは初めて」と、終盤の
ジャンプやステップもほぼ完璧に滑りきり、自己ベストを
更新する高得点をたたき出した。
兵庫県出身の16歳。浅田真央さんに憧れ、小学6年
から3回転半への挑戦を始めた。
「みんなができない事も、怖いと思ったりしない」
と、練習を重ね壁を乗り越えてきた。
ジュニア時代に3回転半―3回転の連続ジャンプを国際
スケート連合主催大会では女子で初成功させ、満を持して
シニアの世界へ。
今では「代名詞と言われるまで、絶対に飛び続けたい。」
と言い切る武器になった。
練習では4回転も跳んでいると言い、
「来季を目標に(使いたい)」
と意気込む。
小学生の頃から五輪を夢見ていた。
「北京五輪で優勝する。この夢だけは絶対にかなえたい」
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〜代名詞と言われるまで
の件は要らないな~と思ったが(3回転半で満足?終わり?
の意味に受け取ってしまいそう)現在進行形で4回転にも
挑戦していて、具体的な完成時期への目標設計もできている
という内容を読み納得。
女子がこれまで、3アクセルやクワドジャンプをリアルに準備
しない現状を理解できなかった。
伊藤みどり選手が図抜けたパワーと技術で当時としてはまったく
もって考えられない、男子でも飛べない跳躍力で3アクセルを
すでに跳んでいた時代、何故、UFOと揶揄?されるだけのもので
終わってしまっていたのか・・?!
それは、後に続く選手達が居なければ、新しい技術は定着しない
から--「特別な選手の特別な技術」で終わってしまうのだ・・
男子は、停滞していた開かずの扉だったものを、
プルシェンコ選手がこじ開け、羽生選手が次世代の技術
としての位置を確たるものに押し上げた--。
けれど女子は、その時点では同じ道を辿らなかった。
--別に3アクセルやクワドジャンプが特別ではない。
シングルジャンプからダブル、ダブルからトリプルと--
今でこそ、注目度の低い技術になったかもしれないが、どんな技術
でも、やはり誰かがこじ開け、後に続く選手達がいたから今がある
と思っている。
フィギュアスケーティングの技術が停滞したままで好いと思う選手は
居ないだろう--ひとりひとりにとって新しい技術を身につけ
少しでも高い目標に達しようと思わなければ、続ける喜びはない。
