Which is more likely for Shohei Ohtani:
A no-hitter or a cycle?
大谷翔平 どちらがあり得そう
ノーヒットノーランそれともサイクル安打?
David Schoenfield ESPN Senior Writer
4月29日記事
先月4月21日にノーヒットノーランを達成したばかりの
ショーン・マネイア(アスレチックス)対ドジャーズ
を含む、2008年以降の達成者 35人が奪った
三振の数を平均すると、1試合当たり 9.1個となる。
但し、三振の数は近年顕著にその数を増やしている。
この
35人中18人はなんと、2桁奪三振を記録
している。
この点で、奪三振能力の高い大谷(平均11.5個)には
有利に働くことになり、より可能性が高まる。
一方、例え奪三振数が増えていこうとも、ノーヒットノーラン
は、次第にその数を減らし、稀な記録になっていくだろう
との見方がある。
大きな理由は、投球数と早い降板だ。
35人のノーヒットノーラン達成者達の投球数の平均も
117球 だ。
120球に達することすら珍しくなってきている。チームは
投球数に神経質になっていて、決められた数に
達した時点で、早い段階でもマウンドから
引きずり下ろす。
極端な事に、先発投手が絶好のコンディションでスタート
したとしても、チームの方針は、行けるところまで行かせる
ということを決してしない--
昨年の実績でも、95%の先発投手が、110球 もしくは
それ以下で降板させられている。7年前は 117球
2000年は 124球 だった。
典型的なノーヒットノーラン達成者は、球数が多いのだ。
もし、達成するのに最近の平均数 120球 が必要と
されたとしても、それより少ない球数であれば達成できる
投手などほとんどいなくなる。
前出のマネイア(4月21日に達成)は、効率的な
108球 で達成している。
大谷の過去4回の登板(4月29日時点)のイニング平均
球数は 17.5、9イニングに換算すると154球
彼が達成するための最大のハードルは、9イニングを
120球以内で終えることができるかにかかっている。
しかしそれは可能だ。
何故なら、2度目の対アストロズ戦の登板時は、7イニングを
91球、許したヒットは1本、12個の三振を奪っている、残り
2回を15球づつ投げたとしたら、121球で終えることができる
からだ。
野球の醍醐味;エキサイティングなプレー
3塁打が限りなく減ってきたとはいえ、大谷は走れるし、すでに
1本打っている。3塁打を可能にするには、走力が不可欠だ。
それも、かなりのスピードを必要とする。その能力があれば
サイクル安打へと繋がる。
昨年サイクル安打を達成した7人のうち、
ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)は、決して足の速い選手と
思われてはいなかった。しかし彼は同年、6本もの3塁打を
記録している。
2008年以降の41人のサイクル安打達成者が、達成した年に
打った3塁打数の平均は、4.1本。
大谷の日本での記録では、あまり3塁打を打っていない。
(1035打数のうち4)
3塁打が多ければ多いほど、サイクル安打達成の可能性は
高まる。ノーヒットノーランが、対戦相手や運 といった他力に
左右されるのとは違って--
41人の達成者のうち8人は、その年たった1本の3塁打
を打ったことにより達成している。
とは言え、忘れてはならないことは、それがどの種類の
ヒットであれ、1試合で4本ものヒットを打つことが、どれほど
大変な事かということ。
2017年シーズンでは、4本ヒットが出た試合が 317試合。
そのうちの74試合で、4本のうちサイクル安打に最も近い、
3塁打以外のシングル、ツーベース、ホームランを打った
選手達がいるのだ。
大谷が三振に倒れる確率は平均より高い。
全45打席中、12回三振している。
三振する確率は 26.7%
昨シーズンのマイヤーズ?が 27.7%
とは言え、大谷がサイクル安打ができないと言っている
わけではない、毎試合の4打席中1回でも三振していたら
サイクル安打は遠のいていくという話だ。
結論
私はノーヒットノーランを成し得る確率の方が高いと思う。
我々は、実際彼が試合の途中までノーヒットを実行した
現実を見ているから。
が、何といっても他力に左右される部分があることは
認めなければならない。
いずれにせよ、彼がノーヒットノーランを達成したその日に
サイクル安打も達成する奇跡を願うばかりだ。
イッペイと

