今まで鑑定をさせていただく度、ブログ更新中、依頼者の方々に時々の
感想やご意見?等メールしていただくようお願いしている。
依頼者の方の人となり、家族関係等全く知らないま鑑定を終え、鑑定終了
の報告をする段階でも、依頼者には時代背景ぐらいしか伝えない。
なので依頼者は、ブログが始まって初めて詳細を知る事になるのだが、コ
ダイとしては、一方的に内容を書いているだけでは、何となく不安になる

この物語と依頼者には、何の接点も無いのではないか・・?と。
感想メール等をお願いする理由はそれだった。
が、今回の『幕末・・』に関しては、それをお願いしなかった。
というのは、今までの方々があまりに真摯に答えてくださったため--
それも何度も--かえって大きな負担になっていたのではないか、自分の
依頼(逆依頼)は身勝手だったのでは、と考えるようになったからだ。
なので、Mさんには、物語と検証がすべて済んでから感想をお願いした。
快く答えてくださった返信メールは、すぐに届いた。
以下にMさんとコダイのメールのやり取りを紹介したいと思う。
差出人:Mさん
3月29日
毎回とっても楽しみに拝読させて頂いておりました。
息子の存在が長発さんだと分かった時はとても感動し、涙ながらに読ま
せて頂いておりました。
※コダイが事前に送信した感想依頼メール、寿三郎とMさんの共通点は
少ないだろうと想像し、そう書いたことに答えて
寿三郎と私の共通点、ありますよ。
私はなんでも形から入るので、寿三郎が武士に憧れた気持ちは凄くわか
ります。
カッコイイ!!きれい!!とかにとても弱いんです。漁業が苦手だった事
も分かる気がします。
後、敵の中に入って色々聞き出せた事もなんとなくわかります。八方美人?
というのか、初めての人の中に入っても割とすぐに溶け込めて人に合わせ
る事が出来るタイプだと思います。
でも、残念ながら運動能力は今世では恵まれませんでした;^_^Aそんな時代
もあったのね~と、逆に嬉しくなっちゃいました。
息子ですが、本当に立派な方の様でビックリしました!
息子はとても優しい性格ですが、小さい頃から(今は7歳)剣のおもちゃが
大好きで今もひとりで戦いゴッコに明け暮れているのです。
主人にはあまり言えませんが、息子は、私の所に産まれて来てくれた魂さん
だとずっと思っていました。
弱い私を励まし、慰め、勇気付けてくれるような子供です。私を守ろうと必死
な感じです。もっと私がシッカリしなくちゃいけないと日々反省です。。
息子は、、、前世の長発さんは何故私のような人間の元に産まれて来てくれ
たのでしょうか。。あの時任務が終わり、離れる事になった時、寿三郎である
私は当然離れがたかったと思いますが、長発さんも同じ思いだったのでしょうか。。
その時の長発さんの思いって、分かるでしょうか。
差出人:コダイ
4月2日
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
現代的な考えを持つ長発でしたので、どちらかと言えばドライな感じです。
この過去世では上司と部下の関係だったこともあり、離れがたいとまでは
思っていなかったように思います。
ただ、どの人に対しても公平に接する人だったので、寿三郎が京都に残る
事で命を縮めたりすれば、彼にとっての幸せはないと考えました。いち庶民
として生涯を 送る事の方が、彼にとっての幸せだと思い帰郷を進めたという
ことです。なので、離れがたいとまでは思わなくても、寿三郎のことを心から
案じていたことには 違いありません。
寿三郎の方もそれが通じたからこそ、故郷へ帰ったと思います。
彼は一生、長発の恩を忘れることはなかったでしょう。
差出人:Mさん
4月2日
寿三郎にとって長発の存在はとてつもなく大きな存在だったのですね。。
今回視て頂いた事で息子に対する関わり方がいい方に変化していきそうです。
最後にひとつだけ教えて頂けますか?
今更…という感じですが、この前世というのは今世のひとつ前の人生という
事になりますか?
以前私の過去世を視てもらった時に言われたのが、シスターや魔女などで
今世はその時の人生が影響していると言われました。そして一個前の人生
は(内容は視てもらっていません)スピリチュアルとかとは無関係の人生だ
ったと言われたことを思い出したのです。
差出人:コダイ
4月2日
時代的な事を考えれば、ひとつ前かふたつ前くらいかと思いますが、Mさん
の場合は他の過去世は視えてこなかったので、影響を受けているのは寿三
郎の過去世だと考えます。
本来、影響を受けるというのは、『主な影響が』最初に視えてきた過去世に
あるということで、様々な過去世から少しづつ様々な影響は受けています。
でもそれは大きな影響ではないようです。
今回はやはり、息子さんとの関係性に今世のテーマがあるのではないでしょうか?
ところで素人の私が言うのもなんですが 魔女 というのは意味がよくわかり
ません。化け物でしょうか?
スピリチュアルに無関係というのは寿三郎の人生を知れば、否定はできない
でしょう。
失礼しました。
差出人:Mさん
4月2日
魔女というのは私もよくわかりませんが、ヨーロッパの方で実際にいた方々で、
普通の人間だけどサイキックな能力があったので周りの人々から化け物扱い
され最後は処刑されたようです。
でも、私も今世は息子との関係がテーマだと感じているのです。息子が成長
すればする程にそう感じます。
息子から本当に多くの事を学び、共に成長しているので。
それを又再確認出来、本当にスッキリとした思いです。
本当にありがとうございました。
今回メッセージを載せることでメールを再読し、うっかりしていたことに気づいた。
Mさんの質問『長発さんは何故私のような人間の元に生まれて来てくれたので
しょうか』に答えていないことに。以下にその答えを載せたいと思う。
家族となる人は、過去世で形を変えて(恋人同士だったり、夫婦、兄弟姉妹等)
近い関係で何度も出会っていることが多いように思う。なので、長発と寿三郎の
場合も、出会うべくして出会い、今世でも親子として転生したのでしょう。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
長発との決別について尋ねられた時、書こうかどうか躊躇した挙句、書かない
選択をした件がある--それについて考える時、コダイ自身が泣けてしまうの
で、Mさんが知ったら、と思って止めたのだが・・・Mさんには後出しになって
しまい申し訳ないが、悪い話ではないと思うので、この記事上で明かそうと思う。
長発が寿三郎の身を案じて帰郷を勧めた時、結構必死な思いがあった。
動乱の京都で、いつ命を落とすかしれない境遇は、京都に居る限り、長発も
寿三郎も同じ--その危険を一番感じていたのは長発で、田舎から出てきた
寿三郎が、ただの捨て駒として命を軽く扱われる事態を嫌った。
高い位にある長発が心配することではないと周囲に言われながらも、不公正
を嫌う長発はそれを自分に許さない--
寿三郎は長発の言葉に従い故郷へ帰り、長発が望んだとおり、長生きした。
しかし長発の命は寿三郎のそれより短かった・・動乱の中、理由はわからない
が、様々なしがらみから命を落としている--
これを知った時、まるで長発が自身の命と引き換えに、寿三郎の命を救った
ように思えてならないのだ・・・