まるで、ターミネーターのごとく フル装備 で登場した スタン・バブリンカ
装備は
隆々とした筋肉、そして深く、速く(レーザービーム?!)正確にコートの
ラインぎりぎりを襲う強烈なストローク。
片手バックハンドのダウンザライン。
強力なサーブ・・・等等々・・
返されても返されても終わらないレシーブはパワフルで、最後にポイントを
勝ち獲るのは、錦織ではない--彼の方。
パワーアップしたサイボーグは、鉄壁のように錦織の前に立ちはだかる。
USオープンでの雪辱を果たすべく、絶対折れない意志を胸に--
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バブリンカ選手の 打倒ニシコリ の思いがひしひしと伝わってきて--
それが大きな壁となり、錦織選手のプレーをことごとく跳ね返す彼の姿は、
ターミネーターにしか見えませんでした・・!
特に第1、2セットは、打つ手なしといった感じで--スロースターターの
錦織選手なので、第1セットは仕方ないとしても、第2セットまでも、となると
かなりやばい・・と。
サーブアンドボレーでしか得点できないような状況になってきて、ラリーが
ない--これはテニスか?と・・少なくとも錦織選手のワールドが築けて
ない状態が続いていたように思います。
第3セットを獲っていれば、局面は変わっていたかもしれませんが、例え
第4セットに進めたとしても、勝てる要素は低かったような気がします。
今日の試合は、バブリンカ選手の強い思いに、敵ながらある種、
感動を覚えました。
というのも、彼のプレーには、まるで格下の選手のようなひたむきさ、
必死さを感じたからです。
--同時に、錦織選手がほとんど何もできない状態にも拘わらず、なり
ふり構わず食らいついていった、その姿にもぐっときて、隣に夫が居たた
めに--涙を堪えたりもしていました・・
ただ、この敗戦は、錦織選手のためには返って良かったのではないかと、
素人考えにすぎませんが、思います。
というのは、やはり、格下の選手とトップ5圏内の選手との間には、大きな
開きがある事を改めて思い知らされたからです。
ジョコヴィッチVSラオニッチ の試合も見ましたが、さすがランク1位の
ジョコヴィッチ選手--しぶといリターン、精度の高いストローク、そして
何より、ミスがほとんど無い!などの点でバブリンカ選手との共通点が
多々あることに気づきました。
錦織選手が近い将来 ナンバーワン の座につくためにも、この敗戦を
教訓にして、さらなる強化に励んでほしいと心から思います・・
