最後に視えたものは、水上を全速力で進む船ーーその舳先に立ち、前方を見つめる
半次郎の姿ーー
考章が代金を支払って用立てた船は、一路、半次郎の故郷へと向かっていた・・・
一連のドラマのように視えていた半次郎と考章の物語は、この光景を最後に幕を閉じた。
ーーその後・・二人は、この前世において再び会うことができたのだろうか・・?
答えは 『否』 だったからこそ、今生において、奥さまのメッセージに書かれてあった言葉を
お借りすれば
「ああ、ここにいたんだ。」「元気していた。やっと会えた。」
といった感情として現れたのではないだろうか・・・?
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かつてないボリュームで視えた今回の前世ーー
実際、ブログに書き始めた当初ですら、すべて見終わっていなかったため、透視しながらの
更新となった。
毎度、キレイ?に見せてはいただけないため、リアルな順序としては、最初に 『人斬り
の浪人の姿』 次に 『空の彼方を見つめる浪人の心情』 そして 『水上を船に乗って
故郷へ帰る浪人の姿』 --浪人がノイローゼになるほど辛い気持ちで人を斬っている
事と、顛末のみ。
ーーこれでブログを書けと言われても・・というような始まりだった。
ただ、空の彼方を見つめる理由を、最初の段階で教えられた時は、涙が零れるのを止める
ことができなかったーー(タイトルを決定する、これが理由になった)
大きく心を揺さぶられた経験から、困難な透視に挑戦しようという意志は固まった。
困難ーーと書いたのは、歴史その他に関して全く知識が薄いため、物語の最初から、視え
たものや出来事等の裏付けを取る意味でも調べ上げ、解明する必要に迫られた。
物語と並行して、浪人の所属する 『藩』 の名、そこから判る浪人の故郷等々透視を続け
ていたが、物語と同時進行で解明するという手段は取らなかった。
今までも、検証を最後に載せる事は多かったが、今回は特に、物語自体が非常に長いもの
であったため、次元の違う情報を途中に入れることによって、読んでくださる方が話の展開に
集中できず、返って混乱を招く事を避けたかった。
実際、満足のいく検証ができたかどうかは別にしても、検証のための透視の最中、不思議な
力で導かれるようにして辿り着いた情報や事実がいくつもあり、驚く事が多かった。
ーー次回から、その検証結果を載せていこうと思っている・・・
