『血判状』 にサイン?する・・・なんとも鬼気迫る状況 ではないかーー
いったい、どんな事情からこのような事になったのかーー
全くの素人でしかない私が視るビジョンは、実は、線で繋がっていない、個々のビジョンの集ま
りでしかない。しかも、時系列もばらばらなため、ビジョンだけを追っても答えーーつながりのあ
るひとつの物語にはならない。
まして、その時代の歴史、文化に詳しくなければ尚更で、さらにあまり詳しくない私の薄い知識
でそれを繋げようとすれば、とても困難な作業を強いられることになる。
ーー逆に薄いことで、勝手な推測に透視を邪魔されない、という利点はあるかもしれない。
そこで、視えた衣装、事件等を手掛かりに、歴史を辿るという作業をして何とかビジョン達の意味
を明らかにしていく。
今回も、点と点を線で繋げるため、調べたり歴史に詳しい人達に尋ねたりしてみたーー結果は・・
血判状 と聞いて、新撰組を想起される方も多いかと思う。
舞台は 幕末
詳細は、物語が終わった後に書こうと思うので、以下の件のみに止めておきたい。
前世の男性が上方に上った当時、政治の中心であった京都には、諸藩から尊王攘夷・倒幕運動
の過激派志士が集まり、治安が悪化していた。
自分の属する藩の、京都に置かれた藩邸を訪れた男性は、そのような時勢の中、剣の腕前を買
われて 『人斬り』 の仕事を得たと推測される・・
ただ、血判状のシーンでは、彼の心は普段通りで、悲壮感漂う何かを感じることは一切なかった。
この時の彼には、後に彼を襲うことになる凄まじい風景など、全く見えていなかったのだ・・・

