世界フィギュアが終わり、選手達はすでにアイスショーに出演したりしていて、熱い闘いも
過去のものになりつつあるようだ。
ゆづ熱が醒めつつある私は、競技会のTV放映も、何か事務的に見ていただけーーー
ーー何度見ても、100点超えてもどうしても好きになれないSPーー羽生選手個人について
どうのということではなく、単純にプログラムも使用曲も好みではない。
フリーのロミオ…についても然りーー2年前の『ロミ+ジュリ』が好きすぎて、どうしても
比べてしまい、これも好きになれないーー
わずかに、ユーリャ・リプニツカヤ選手の『シンドラーのリスト』や、浅田真央選手のラフ
マニノフ等が見たいと思うプログラムだった。
※本当に見たいと思うプログラムとは、美しい曲を選んでいること、それに見合った振付が
成されていることーーそして勿論、技術面で難度の高い要素が盛り込まれていること。
ーー個人的な好み以上の何物でもないが、そのコラボレーションが好ければ・・欲を言えば、
演技者がイメージに合っていて美しければ(外見の良し悪しという意味ではなく、ジャンプの
美しさや舞の優雅さ)それは、私にとって最高のプログラムとなる。
そんな私に衝撃を与えたのが、2年前のゆづのプログラム
クレイグ・アームストロング作曲の『ロミオ+ジュリエット』
だった。
正しく、最高のプログラム、奇跡のプログラムは、瞬きですら、時間が惜しい と思った。
ーーそしてゆづは、上記の条件に加えて、容姿もスタイルも美しかった・・・
動画は、最も好きな 2011年GPシリーズ ロシアでのロステレコム杯 でのロミ+ジュリジュリエットの後を追って自ら命を絶つロミオさながらに、儚げなゆづの演技はーーー体力が
今ほど無い時代、後半体力を相当消耗していたーー観る者をシェークスピアの悲劇のドラマ
に誘った・・・
過去、ブログに載せているが、再度載せたくなったのは、世界フィギュアのEXで、久しぶりに
ゆづの舞うこのプログラムを観たからだ。
https://www.youtube.com/user/frida340
背も高くなった・・顔も精悍になった・・技術も信じられないほど進歩した今のゆづ・・・
EXで観たロミ+ジュリには、予想通り、『この時代のゆづ』は居なかった。
ーーそして、この時でしか表現できなかったパッションも、今の彼には無い。
それが良いとか悪いとかは別次元、何かを失えば、別の何か新しくてパワーあるものを引き
換えに手に入れつつ人は成長、進化していくのだから。
ーーーそれでも、十代の若さで世界を制した源は、この時のパッションだったのか・・・?
そうかもしれないけれど、個人的にはどうでもよいことーー
頂点を目指して一生懸命な気持ちが溢れるこの時代のゆづが、今でも大好きなのだ・・