La Marseillaise(ラ・マルセイエーズ)⑨ クリミア戦争 | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。



クリミア戦争について

以下 『趣味の歴史』  よりコピペさせていただきました。


クリミア戦争(1853328日 - 1856330日)は、衰退したトルコを食い

物にするロシアと、ロシア の進出を嫌うイギリスやフランスとの戦いである。



発端はトルコ領エルサレムの聖地管理権問題で、カソリック(フランス)とギリシ

ア正教(ロシア)の宗教問題が絡んでいた。元々管理権はフランスが持ってい

たが、フランス革命の混乱期にロシアに渡り、その後、ナポレオン3世がトルコ

に圧力をかけて取り戻した。

 これに対しロシアは、トルコ領内のギリシア正教徒の保護を名目に、ロシア

のトルコ領内進駐を迫る。ロシアの真意は、地中海への出口確保(南下政策)

だった。イギリスやフランスはトルコを支援、トルコはロシアの要求を拒否した。

18537月、ロシア軍は突然トルコ領モルドバ、ワラキアに進駐し、トルコ軍と

峙した。これに呼応したギリシャの義勇兵や反トルコ勢力が立ち上がり、マ

ニアやブルガリア方面からトルコ軍を挟撃した。

 苦境にたったトルコ軍を英仏艦隊が支援。フランス海軍は、ギリシャ向けの武

器輸送船をテッサロニキで撃沈、イギリスもアテネの港ピレウスを封鎖した。

 その結果、反トルコ組織は各地で鎮圧され、トルコ軍はロシア軍をドナウ以北

にまで押し戻し、戦線は膠着した。

 同じ頃、コーカサス方面でもロシア軍が南下してきた。要塞都市カルスをめぐ

る戦いが始まり、カルスへの補給基地であるシノープがロシアの攻撃目標にな

った。




Kars ~ カルス城砦


185311月、クリミア半島のセバストポリを出港したロシア黒海艦隊は、黒海

南岸の港シノープ(Sinop)を急襲し、停泊中のトルコ艦隊を全滅させた。また、

艦砲射撃で街を焼き払い、多くの市民を犠牲にした。各国はこの攻撃をシノー

プの虐殺と非難し、一気に戦争の気運が高まった。

BattleOfSinop ~ シノープ海戦


18543月、イギリスとフランスはトルコと同盟を結び、ロシアに宣戦布告した。

モルドバ、ワラキアのロシア軍はオーストリアやプロシアの抗議により撤退し

た。連合軍はブルガリアから北上してオデッサを攻める作戦だったが、オースト

リア軍がワラキアに進駐したため、攻撃目標はロシア艦隊の基地セバストポリ

(Sevastpol)となった。


                                                次回へ・・