謝りたい人がいます。⑪ 恋の結末 | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。



上官の娘と恋に落ちたジャムカーーー


その後、二人はどうなったのか・・そして、ひとり残されたツェツェクの想いは・・?



つれなかったドルマーも、ジャムカの気持ちに応えるようになる。

ーー二人が仲良く手を繋いで歩く姿が見えたーー!

(二人の性格からして想像つかないかもしれないが・・(-。-;))

二人で乗馬する姿・・湖で泳ぐ・・等々・・


前世の記憶 ~Past Life Memories~


前世の記憶 ~Past Life Memories~



ツェツェクと違い、ドルマーとは、あらゆるーー現代で言うスポーツに等しい事

を、二人で楽しむことができた。

甘い関係、といった表現とはほど遠い 『体育会系』 のカップル。


しかし、ドルマーの父にとって、それは面白くない。

娘の恋も気に入らなければ、相手が直属の部下だという事実も、許しがたい・・


そんな父の思いなど意に介さないドルマーと、自分の立場もわきまえず、恋に

うつつを抜かしたまま、仕事もろくにしない部下の態度に、ついに堪忍袋の緒が

切れた。


ーー娘の帰郷を命じ、ジャムカを解任、降格させると脅す。


・・・が・・・


プライドが高く、自信家である男にとって、地位にしがみつこうという気など、

さらさらないーーー即座に軍人を辞め、ドルマーを連れて、さっさと旅立ってしまう。


未練など一切無い。

一顧だにしない性格は、木の下にツェツェクを呼び出した時の如く、例え、彼女が

裏切ったとしても、自身の想いなど、一瞬で断ち切ることができるほど、確固たる

ものだった。


ーーその後の二人については、力不足からか、それ以上視ることはできなかった・・



坂上と彼の父親の前世を視ようと始めた透視(霊視?)だったが、強烈なキャラーー

ドルマーの登場で、父の前世の少女が脇へ追いやられてしまった感がある。


ツェツェクに関しては、ジャムカの心変わりを感じ取り、酷い悲しみに襲われた。

ーーそしてそれは、長く長く続くものだった。

というのも、ドルマーに夢中のジャムカが、その後、ツェツェクのゲルを訪れること

はなかったからだ。


彼女のことを、忘れたわけではないーーが、自然の成り行きとして、再会には至ら

なかったようだ。