父の前世は、純真無垢な少女ーー
坂上忍の前世は、軍人。
自身の前世を含め、他の人の前世を様々見るにつけ、また、鑑定させて
もらった人の感想等から判ることは、前世での性格は、今生でも変わらない
といった事例が多くあることだ。
今回は、実際に坂上や、その父親の性格を知っているわけではないので、
推測に過ぎない話になってしまうがーー
総括を書くため、もう一度放送分を始めから見直してみた。
まず、父が事業に失敗した件についてーー
これは、始めから無謀な独立開業ではなかったかと個人的には思えた。
というのも、それが父の性格に因るものだと考えるからだ。
忍がどれだけ憎もうが屈折しようが、父の愛=ツェツェクの愛 は、とても
シンプルで、難しく物事を捉えない。
事業を営むということに関しても、深く考え研究した末での開業ではなかった
ように思う。
ーー最後に父への手紙を書くシーンを見ていたら、父が何かステップを踏んで
いるような(踊っているような?)姿が見えた・・
呆れないで下さい・・(^_^;)
だから、忍の複雑な思いも理解できなかったのかもしれない。
一方、忍の方も、前世で書いた通りの性格だと思える。放送分で
『父の借金を返す事態に陥らなければ、役者を辞めていただろう』
と語っていたが、ドルマーと暮らすため、築き上げた地位を惜しげもなく捨てよう
とする姿と重なった。
本当に、一度捨てたら、決して振り返ることをしない性格である。
それが実の父親であっても、仕事であってもーーー
彼らの前世を見た後、改めて父子の関係を見なおして感じたことは、この二人が、
まるで恋人同士みたいだ、ということ。
父の顔を見た時 『女性の顔』 と見えたように、父でありながら役割は女性だ。
性格は、全く正反対ーー恋は、自分と異質な面に憧れるところから始まるーー
子ども時代の親子関係は、まるで出会ったばかりの恋人同士。
その後裏切られ別れがくるーー
傷心ーーそれでも忘れ得ぬ想いを引き摺りつつ、どうしても許せない。
が、父の方は自分に否があると認めながらも、夢多き少女のように、現実を直視できず
いつまでも再会を夢見ている。
ーー恋人ではなく、親子だったという関係が幸いして、最後まで忍への愛情は
揺るがなかったが・・
映像から、息子への溢れんばかりの愛情が視えたーー
ーーそれにしても、ドルマーの存在が今生の誰なのか知りたいが、これは、坂上の
人間関係を知らなければ難しいだろう。
