白い、聖母マリア像ーー
蜀台を手元に置き、手を合わせている。
真っ暗な礼拝堂の中、夕の祈りでも捧げているのだろうか・・
参考~ウィキペディア
※聖務日課(カトリック教会)
初めの祈り(「神よ、私を力づけ急いで助けに来てください。栄光は父と子と聖霊に初めの
ように今もいつも世々に。アーメン。」)
良心の糾明および回心の祈り(寝る前の祈りのみ)
賛歌
詩篇唱和
聖書朗読(読書課のみ聖書以外の教父などの著作も朗読される。)
ザカリアの歌(ベネディクトゥス・ドミヌス・デウス、ルカによる福音書1章68~79、朝の祈りに
唱える)
マリアの歌(マニフィカト、ルカによる福音書1章46-55、夕の祈りに唱える)
シメオンの歌(ヌンク・ディミティス、ルカによる福音書2章29~32、寝る前の祈りに唱える)
共同祈願(朝の祈り、夕の祈りのみ)
主の祈り(朝の祈り、夕の祈りのみ)
賛美の賛歌(テ・デウム、読書課のみ)
結びの祈り
結び
聖母賛歌(レジーナ・チェリ、サルヴェ・レジーナ、アルマ・レデンプトリス・マーテル、
アヴェ・レジーナ・チェロールムから一曲、寝る前の祈りのみ)
キリスト教徒ではないのでよく分からないが、上記のような日課が励行されているとすれば
夕の祈り、もしくは結びの祈りを捧げる姿だろうか・・。少なくとも、聖母マリアの像が見えた
と同時に、カトリック だ、という情報は与えられていた。
女性は祈りを終えると、蜀台を手に礼拝堂を後にした。
続いて視えてきたのは、昼間、修道女の制服に身を包んだ、20歳代と思われる前世の女性が
小学生ぐらいの子ども数人と手を繋ぎ、輪になって楽しそうに遊んでいる姿だった・・・


