くり返す?前世④ 行軍 | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

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勢揃いした軍団は、相当な人数を抱えた大軍隊だった。

その夥しい数の兵士達が行軍する景色は圧巻だーー


掛け声に合わせて、足並みを揃えるのだが、その速度がもの凄く速いのだ・・


一定のリズムを刻み、整然と進んでいくーーそれは、現代人に重い装備をつけたまま、同じ速度で進むことを強要されても、ほぼ不可能と思えるスピードだ。


当然、古代ローマファンであるから、速いことは知っていたが、前世の映像で見えたものは、想像をはるかに凌ぐものだったーーー


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そして

旗を持つ前世の夫の気分は高揚し 戦いに挑むその気力の漲っている 感じが、ビシバシと伝わってきた・・


ちなみにーー軍旗を掲げ持つーーという行為は、真っ直ぐ高々と掲げるものだ、と私は想像していたが、実際にはーー立ち止まっている時は別として、少なくとも行軍中は、斜めに抱えつつ進んでいた。

勿論、旗先は頭上高く掲げているのだが、棒は斜めにしている。


考えてみれば、真っ直ぐ立てたままだと棒が行くてを遮って歩けないから、当然のことだが・・



ーー行軍の途中なのか、突然、とてつもなく高いコンクリートの壁が目の前に現れた。

陸橋の橋げたと思われるその建造物は、間違いなく 水道橋 だーー


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視界を遮る背の高い建物の一切無い広い平原のはるか向こうまで、その水道橋は一直線に見通すことができた・・


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