壮観な眺めだったーーー
一面黄土色の平原を、騎馬の大軍が、凄い速度で進んでくる。
最前列は、横一列に整然と並んでいて、前世の武将はその中央あたりにいた。
現在の国軍(モンゴル)の騎馬隊500騎![]()
幅、1キロほどかーーそれより広いのか狭いのかよくわからないがーー
後ろには、同じ幅で途方もない数の騎馬軍団がびっしりーー延々と続いていたーー
足元の土ぼこりは、列の両端から、まるで砂嵐のように舞い上がっている。
行軍の途中、湖(オアシス?)を通りかかれば、テントを張り宿泊する。
馬に水をやり、食事をしながら語り合えば、機嫌も好くなり疲れも癒えるーー。
そして翌朝、再び目的の地へと旅立つーーその繰り返しだ。
ーーやがて、遠征の終わりーー敵陣へと攻め入る時が近づいていた・・・
