すぐに見えてきたものは、グレーの兜と甲冑姿の武将ーー
細かい網目模様があり、全体的に軽い素材らしい印象を受けた。
兜には、両頬に特徴的な大きな三角形（に見えた）の耳あてが付いている。
そんな武将らしい人物の全身像（立ち姿）は、続きをじっくり見る時間が取れないまま過ぎていった数日の間にも、ジョージ６世の前世について考える度、くっきりと見えていた。
ーーそして、その武将が、チンギス・カンの時代、モンゴル帝国（1206年- 1634年）軍の武将であることを
教えられた・・