存在しない人の前世④ | 前世の記憶 ~Past Life Memories~

前世の記憶 ~Past Life Memories~

占い師や精神科医に頼ることなく、自力で前世を蘇らせる方法。

他 映画、音楽、スポーツ関連記事も書いています。




父である領主を亡くした息子ーー


幼い時の無邪気で愛らしい仕草が、前世の男性の脳裏に、昨日のことのように蘇ってくる。

しかし、目の前にいる青年は、苛々した顔で自分を見据えていたーーー


ーー前世の男性を見下し、残酷な表情を浮かべている・・・


ーーー何かに追われるように、数字を書き込んでいく前世の男性の姿ーー

解けなければ、命に関わる、とでもいったようなーー!


恐怖が全身を駆け巡り、ついに、あの幸せな日々を過ごした野原で

男性は絶望し、がくりと手をついた・・・

前世の記憶



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ーーー最後の映像が、いったい何を意味するのかーー何度かトライしてみたが結局解らなかった・・


何故命の危機に直面しなければならなかったのか

どういう理由で・・・?



相変わらず曖昧な結果に終わってしまったが

ただ、この前世を見始めた当初から、あまりに出来過ぎた話だと思い

自分の見たものに、疑いすら抱くほどになっていったーー


というのは、確かに最初は 数学 がテーマということに驚いたが、話が進むにつれ

また、登場人物たちが、亡き父の身内ばかり、といった狭い枠の中で進んでいることに

気づいたりもし、それらが尚のことそう思わせたのだ。


なんのこっちゃ、と思われると思うので次に記したいと思う。


新潟が故郷である私の祖父(父方)は、小学生の頃から成績優秀で

上京して旧制第一高等学校を経、東京帝国大学に入学。

その後、大学教授の道を歩み、何冊か専門書の出版もしている。


父は、そんな祖父の長男として生まれた。


8人兄弟姉妹(うち2人は出生後間もなく死亡)の長男である父に対する祖父の期待は

あまりに大きかった。


成績が悪いと正座させられ、激しく叱責されることは何度もあったそうだ。

しかし父の成績は伸び悩み、帝大など夢物語となる。


お気楽なその他兄弟たちも、教育熱心な祖父の期待に答えようと頑張った。

その中、次男が一浪した後 帝大の入試(理系)を受けて合格した。

祖父の喜びようは、相当なものだったらしい・・・


ーーーつまり、この3人(父、祖父、次男)が、前世の登場人物たちなのだーー