以前テレビで、あるフランス人女性(故人)のことを取り上げた番組を見た。
名前も何も思い出せないが、女性は著名な芸術家達に愛されたことにより、彼らのモデルとなり
残されている数々の絵画や写真を、エピソードと共に紹介するドキュメンタリーだった。
女性は、とび抜けた美貌の持ち主だったというわけではないのに(美しいことに違いないが)
何故、それほど多くの芸術家達が彼女の魅力に捉われたのかーーー
女性の不思議な魅力を探求する形で、番組は作られていた。
ーー番組を見ながら、芸術家達の想いを自分の中でシンクロさせていくうち、ある姿が見えてきたーー
女性は何十年も前に亡くなっているーーそんな人の前世など見えるものか・・?
ーー瞬間、そう思った。
しかし自分の中では、確かに女性の前世ーーと判っているーー
中世のヨーロッパらしき時代の衣装・・・
男性・・・
しかし、その容貌に仰天したーーー!
20歳にもならない若い前世の男性は
男性
と知っていても、とても男性とは思えないーーーつまり、私の場合
前世の映像が見えてきた段階で、性別がはっきりと判るので男性だ、と断言できるのだが
その男性を、単純に見れば決して男性とは思わないーー
それほど美しく女性的(中世的?)な容貌の持ち主だったのだ。
しかも今で言うなら 性同一性障害 の方たちが抱くのと、同じ悩みを抱えていた・・
ーー美しすぎる男性が目を伏せ、ロウソクの灯りがともる蜀台を片手に
静かに階段を上っていく姿を、好奇の目で、同時に見惚れてしまっている
別の男性の存在もあった。
当の女性と、見えた前世の男性との間に、トラウマが存在するのかどうか
そこまではわからない。
ただ女性は、容貌も体型も所謂肉感的な感じのする人ではないーー
女性々したタイプでなかったことは、前世から引き続き持ち出したものだったのかもしれない
とは思った。
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何故、故人ーー存在しない人の前世 について書き始めたかというと
すでにこの世を去っている父親のことを、最近になって知りたいと思うようになったからだ。
女性の前世が見えてしまったが、一度きりのことで半信半疑だった。
父の前世を見ようとすれば、故人の前世を見ることが可能かどうか証明できるーーー
ーー親子だから実験台にしてもいいか・・![]()
そう思いつつ、生前の姿に思いを馳せた・・・