オオカミは、自らの運命を知っていたために
狩人の前から逃げようとはしなかった。
ーー逃げるどころか、射手をじっと見詰めてくる・・
射手に運命を委ねたことは あきらめ とは違うーー
オオカミは自らの命を与えることで、守り抜くことができる(子どもたちを?)
と信じている。
崇高とも見えるその姿に、恐怖はない。
気高いさまに、狩人は心を打たれるが
射抜くことなくその場を去ることもできない・・・
・・・次に見えた映像は、
横たわる オオカミの遺体・・・!
意に反して 撃たねばならなかったのかーー意に反して・・・なぜ・・!
ーー哀しみが伝わってくる・・
ひざまずき、顎に手を添え物言わぬ顔を見つめたーー
眠ってます![]()

