飼っていた猫の灯が、とうとう燃え尽きた・・・
仕事で、側に居てやれなかった私を
待っていたかのようにーー
前の晩、翌日のことを心配しなくてもいい私は
一晩中でも寄り添うつもりだった。
頭を撫で、頬をくっつけて
楽しかったことを、あんなことこんなこと
語りかけたーー
楽しい思い出ばかりで、思わず
笑みがこぼれてくる。
そして、言葉に尽くせないほどの
有り余る感謝の言葉も告げた。
ーーーありがとう、ありがとう・・
まーちゃんと暮らした１３年間は
ほんとうに、ほんとうに幸せだったーー！
まーちゃんが居てくれたから
がんばることができた・・・
ーー朝、命の尽きたまーちゃんを見て
涙はなかった・・
獣医さんの宣告を受けた時から
この日が来ることを覚悟していたから。
ばいばい、まーちゃん・・
そう言って、斎苑で別れた。
家に帰ると、２日前に夜通し響いていた
まーちゃんの鳴き声のせいで眠れなかった反動か
疲れがどっときたにもかかわらず
あまりにも辛かった最後の日々を忘れたくて
おもらししたペットシーツや、おむつ
猫トイレまで、短い時間でほとんど片づけた。
爪とぎも・・・全ての痕跡を無くしたかった・・
なのに・・
必ず玄関までお迎えに来てくれていた
まーちゃんのいないひっそりとした空間で
鳴き声や足音を聞いたように思い
ふと振り返ると、床に置いた鞄や
ゴミ箱までが、まーちゃんの姿に見えた・・・
また猫を飼うのが、供養になる
そんな書き込みも読んだが
今は、とてもそんな気持ちになれないーー
まーちゃんだから、愛していたーー
猫だから愛していたのではない・・！
今日は、感情の抑制がまったく効かなくて
悲しい報告のみになってしまいました（Ｔ＿Ｔ）