中央ユーラシアの前世② テントの中テントの中はゆったりと広い。 数本の柱が天井を支え、壁(?)はイスラムっぽい 絨毯に使われるような模様に染められた布で 覆われている。 高級そうな調度品も揃っていた。 客人なのか住人なのかは定かでないが 男たちが2~3人いて、水タバコを嗜んでいる。 肩からたすきのようなものを斜めに掛け 口と顎にたっぷりとした髭を蓄えていた。 ーーひとり、年配の婦人がいた。 位が高く威厳がある。 部族内で、一目おかれた存在 であることは明らかだったーー