小平太の前世の舞台が
北海道なのではないかという
漠然とした思いは、見えた風景を
ネットで検索してみた結果
一番近いものだったからという安易な理由からだ。
北海道について、何かを詳しく知っている
わけではないので何の確証もない。
しかし夫に
犬の亡き骸を水に沈めた
という話をしてみたところ
それは、湖ではなく湿原なのではないか
そして驚いたことに
沈めたのは、犬に限らず人間の遺体もだった
などと書かれた本を読んだことがある
と言うのだーーー
もちろんその作家の作り話なのか
事実なのかはわからない。
ただ、遺体を沈める理由が、住民たちが飢えをしのぐために
遺体に集まるカニを食べるため、という件は
あながち作り話とは思えないリアルさを感じた。
それほど遠い昔の話ではない・・・
小平太の時代も、いろいろ調べた結果
多分、昭和の初めぐらいではないだろうか
と思っている。
北海道もしくはどこか北の地方ーー
時代も含めて、想像の域を出ないけれど・・・


