CDを使って前世を見始めた当時は
ナレーションに従って
おそるおそる映像を見たものだったが
近頃では、導入部分を過ぎた辺りで
早々と映像が見えてくるようになったーー
そうなると、CDの内容などほとんど聴いていない。
その音が、返って集中力を弱めるので
スイッチを切ってしまう。
そんな中、登場人物の着ている衣装の色彩が
瞬間的に鮮やかに、はっきり見えることがある。
それは、不思議で説明のつかないことだが
また時には、登場人物以外の人物の
心のうちが判ることもある。
ーーーロシアのターニャの前世で登場した
使用人の子である男の子の心情は
ターニャが経験し理解したことではない。
今回の前世も、やはり説明のつかないことを
知って いた。
しかも、それこそーーー
人から罵倒されそうだが・・・
犬のコウは
天使の化身
だったということ・・・
"天使のような"犬
という意味ではなく
天使 なのだ。
辞書を引いてみると以下のように書かれている。
ーー神の使いとして人間に神の心を
伝えるもの。
たったひとりで、過酷な人生を送る小平太ーー
いくら天衣無縫な小平太でも
超人ではないーー
コウは、小平太を命がけで守り、寄り添うために
天から遣わされた天使だったーーー
コウが小平太を想う気持ちは
小平太自身が思う以上に
遥かに大きく、そして深かった・・・
